あなたの質問に対してほぼすべての項目にわたってとても参考になるサイトがあります。 メディネクス研究所という「犬と猫の健康を学ぶ情報サイト」で、解説は、人にも犬猫にも、動物病院の事情にも通じた薬剤師さんです。 犬猫の肝臓病についてその原因、症状、対策からはじまって、おすすめの食事、食材、さらにサプリなどまで広範なトピックスをカバーしていますので、ぜひ参考になさってください。 その記事の一つに「亜鉛の不足は、なぜ食欲低下の原因になるのか」という解説がありますが、そこには 「食事に制限のある場合は、担当の獣医師に相談してからのほうが安心です。 ただし、すべての獣医師が手作り食や人の食材を与えるといった相談に対して快く応じてくれるとは限らないこと、頭の片隅に入れておいてください」 とあります 笑。 これはわたしの考えでは、そもそもその相談に応じるだけの知識が欠如しているといったほうがいいのでは、と思います。 そう考えるもっと大きな理由は、おそらくかかりつけ医が処方しただろう「ウルソ」と療法食としてのフードです。 あまり効果のない治療法だということは、獣医師たちでさえ実感しているようですから（つまり、効果があった、肝臓の数値が改善した、という話を聞かない）、食のすすまないワンちゃんの場合にも、このサイトでの詳しい記事を参考に「仕切り直し」をしたほうがいいと思います。 ただ、ここではこれ以上立ち入ったコメントは控えておきます。というのは、そもそもウルソをいつから処方されているのか、その効果は検証されているのか（肝数値の改善など）、その処方の原因となった肝臓の病気（ちがいますか？）が、どのようなものか、初期の肝炎なのか、それとももっと重い疾患なのか、肝臓だけでなく、たとえば腎臓の状態はどうか、などの情報がないためです。 それほど重い状態でもなく、ちょっと数値が悪くて、食が進まないという程度なら、何しろ今のウルソとフードはひどく「まずい」代物なので、もっと美味しくて肝臓病にも効果の高い食事やサプリなどに変更すれば、ワンちゃんも喜んで食べるようになると思います。 では今回はこの辺で。