振替加算とは、国民年金への加入が任意だった期間に、任意加入しなかった「カラ期間」がある場合、その期間は年金の受給資格期間には含められますが、年金額には反映されません。 このカラ期間が長いと老齢基礎年金が低額となるため、これを考慮したものが振替加算です。 そのため加算を受けることができるかどうかは生年月日により決まっています。 振替加算をもらうためには夫婦の年齢はどちらも65歳以上でなければなりません。そのため、振替加算の支給開始年齢は夫婦のどちらが年上かによって異なります。 ・夫が年上の場合：妻が65歳になれば妻に振替加算が支給 ・妻が年上の場合：妻が65歳時は振替加算は支給されず、夫が65歳になってから支給 なお、配偶者（夫）が年下で加給年金の対象にならなかったとしても、配偶者に厚生年金保険の被保険者期間が20年以上あれば、65歳に到達した時点で、要件を満たしている場合は振替加算の対象となります。