「ご石をつめて正三角形にする」
というのは,まるい碁石をぴたぴたにくっつけて正三角形にする,ということです。
たとえば,5段つんだ状態はこんな感じになります。
碁石は全部で15個です。
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ここに入力して図に表すと,このようにスキマだらけになってしまいますが,本当は碁石どうしをぴっちぴちにくっつけて,くしゅっとかためるようにして並べます。
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外側ひとまわりの碁石は,わかりやすいように色分けしてみました。
まわりの碁石は12個です。
「全部で15個」というのは,上から,
1段目に1個,
2段目に2個,
3段目に3個,
4段目に4個,
5段目に5個,
の合計で
1+2+3+4+5=15個
です。
「まわりの碁石が12個」というのは,
1辺に5個あるので
5個×3辺=15個と言いたいですが,
頂点の碁石をだぶって数えているのでそのぶんを引いて
5個×3辺-3個=12個です。
もしくは,まわりの碁石を
下の図のように
[①②③④]が3つあると見て
ㅤㅤㅤㅤ①
ㅤㅤㅤ②ㅤ④
ㅤㅤ③ㅤ☆ㅤ③
ㅤ④ㅤ☆ㅤ☆ㅤ②
①ㅤ②ㅤ③ㅤ④ㅤ①
4個×3つ=12個
と考えてもいいです。
今回の問題は,これを逆算します。
まわりの碁石が 27個 ということは,頂点の重複ぶんの3個をもどして
(27+3)÷3=30÷3=10 より
10段つまれている,
と判断します。
もしくは
27÷3=9 より
[①②③④⑤⑥⑦⑧⑨]が3つある,
だから10段つまれている,
と判断します。
10段なので,
1+2+3+4+5+6+7+8+9+10=55個
と,答えが出てきます。
このとき,前から足していくよりも,
両端から足していくと
1+2+3+4+5+6+7+8+9+10
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11 の組が5組できますので,
11×5=55
と計算できます。
( (1+10)×10÷2=55 という計算方法もあります。)