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どうですか?感想を下さい。 _______________ 1分で読めるショートショートです  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
どうですか?感想を下さい。 _______________ 1分で読めるショートショートです  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ よろずやカンパニーの宇宙船は予定を変更し、とある惑星に立ち寄った。 乗員のエヌ氏は、早速その旨を地球の本社に連絡した。そこはまだ人類が未開拓の星である。本社が出した指示は、『現地の住人に地球の商品を売り込め』というもの。エヌ氏は、しがない営業マンであった。 宇宙船は砂漠に置き、クルーは街へと出掛けた。そこでエヌ氏は、星の住人と遭遇し仰天してしまった。 姿形は地球人とあまり変わらない。しかし、その人間らしき異星人は、みんな裸だった。服はおろか、布切れ一枚着けていない。子どもから老人にいたるまでオールヌードである。もちろん女性も例外ではない。エヌ氏は目のやり場に困ってしまった。 異様なのはスペーススーツに身を包んだ我々の方だ。あろうことかエヌ氏は、服を着ている自分が恥ずかしく思えてきた。 エヌ氏は、ふとつぶやいた。 「どうやらここの星の住人は、服を着る文化がないらしい」 それからエヌ氏は商品カタログを片手に、現地の人たちと対話を重ね、地球の品々を薦めた。しかし住人の関心は低く、結局これは売れると手応えを感じたものは何もなかった。商談は不成立に終わった。そう本社に報告し、よろずやカンパニーの宇宙船は次なる星へと向かった。 それから数ヶ月後。今度は惑星に、あきんどカンパニーの宇宙船がやって来た。 営業マンのエス氏は、街の様子を見て歓喜に震えた。 「部長、商機到来でっせー!」 と地球に連絡し、エス氏は興奮気味に続けた。 「この星の住人は素っ裸やねん。ぎょうさん服を買い付けて送ってや!」