>借金せずにこつこつと貯金する
=>日本の家計の金融資産は、全体で2000兆円、市中に存在するとされています。
で、市中にある現金、預金、定期性預金(マネーストックM2)は、2020年度で、1200兆円あります。このマネーの65%を、55歳以上の方が保有していおり、70歳以上の世帯では、平均1800万円の貯蓄があります。全体だと、成人一人当たり1000万円の貯蓄がある状況です。
日本の家計は、老後2000万円問題をクリアするため、貯蓄を増やす傾向がありました。
が、高度成長期以降、サラリーマンは、厚生年金などの整備により、40年以上、働いているなら、年金支給は、16万円以上あり、実際は、老後2000万円問題は、存在していません。
平成に、マネーストックM2は2倍程度、増えました。これは、家計の貯蓄が2倍程度、増えたということです。
日本の家計は、今後、老後3000万円問題をクリアするために、さらに、貯蓄を増やす可能性もありますが、私は、団塊の世代が、お亡くなりになるタイミングで、成人一人当たりの貯蓄が1500万円を超えて、飽和状態になると想定します。
現時点で、55歳以上の方の貯蓄は、その方がお亡くなりになるタイミングで、その子に相続されるので、子供の世代で、遺産を受け取れる方は、既に、老後問題をクリアしていると考えることができます。
>こういう日本体質は変わりそうですか?
=>団塊がお亡くなりになる2040年以降は、市中に資産があふれ、消費が優勢になりますよ。