師匠と弟子のような関係で一緒に滑れる相手がいると良いです。
その師匠がデモンストレーターなんかでなくても良いのです。自分の滑りのダメなところを一緒に探してくれて、一緒に問題解決してくれる人が良いですね。
そのためには、一緒に行き来し、一緒にリフトに乗り、一緒に食事もして、自分の滑りについて忌憚なく話が出来れば、説明の聞きっぱなしにならずに、理解が深いものになり、疑問も解決しやすくなります。
スキースクールのレッスンを受講したときに、滑って停止してアドバイスもらいます。その時は言われたダメな箇所がどこで、どうすれば良いかも言ってもらえることがあります。その時は分かったような感じがして、なるほどと思いすっきりした気持ちになるのですが、いざ言われたように滑ろうとしてもその様にはできないものです。つまり、解決策を言われたけれど、具体的にどうするかまでは言われていないことが多いのではないでしょうか。
だから、デモレッスンを何回も受けても、なかなか身に付かないというパターンが多いのではないでしょうか。
そもそも、デモンストレーターの人ってどのくらいの年齢からスキーを始めて、年間滑走日数が何日ぐらい滑り込んできていて、スキーの内容もどの程度濃いものだったのか、雪なし県育ちのスキーヤーは遠く及ばないでしょう。それを、シーズン中数回レッスンを受けたり、滑っただけでは、滑りを真似することもできないでしょう。
しかし、レッスン中は2時間の中でデモンストレーターと同程度に滑ろうとします。その後も、同じに滑ろうとします。しかし、同じには滑れずに自信を無くしてしまいます。
だから、デモレッスンではデモの滑りのエッセンスの香りをちょっとだけでも嗅げれば良いという程度で構えた方が精神的にも楽だと思います。
それよりも、自分よりも滑りが上手くて身近な知人と何度も一緒に滑りながら、ぶっちゃけた内容で滑りのポイントを教えてもらえた方が有意義です。
そして、根本的な点でダメなところを分析して、解決策を練った方が良いと思います。デモレッスンではそこまで付き合ってくれないでしょう。