元採用担当のおぢさんです。活字で手短に書きますので、厳しい感じがしたらご容赦くださいね。
正直なところ、有利とはとてもいい難いですかね。それには、いくつか理由があります。
・企業における大学院評価は国内の院ですら難しいのに、まして海外だと...
・オンラインが増えたとは言え、インターンシップ・採用選考は対面が多い
・留学してまで習得すべきスキルを必要とする求人が日本にあるのか
・オーストラリアだと7月(or2月)入学なので、入社時期がずれる
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大企業は入社時期のズレを嫌うところが少なくありません。理由は、大掛かりにやる新人研修を一人のために全部やり直すわけにいかないからです。
もちろん、個人として学位を持っておくことは悪いことではないので、経済的に余裕があるとか、どうしても海外生活したいということが目的なら止めません。ただ、就活についてだけ言うと悪手の可能性が高いかなと。
結論として、理系人材なら興味を持ってくれる企業もあるかもしれませんが、文系ならばとてもお勧めできないかなと個人的には思えます。文系でも例外としては、その院の卒業生を継続的に採用している日本企業があるとか、その院が世界的にレア&先進的な取り組みをして注目されている(例:19世紀の米国ウォートン・スクールのMBA等)とかなら話は別かなと思います。
蛇足ですが、オーストラリアは日本の院と違って社会人の学び直しが多いと聴きます。実務を積んできた人と英語でディスカッションする覚悟が必要かなと思います。