博士・修士・学士・短期大学士は学位です。現在は短大を卒業すると準学士ではなく短期大学士が授与されます。準学士・高度専門士・専門士は称号です。準学士は高等専門学校の本科を卒業すると貰えます。 https://omoukoto.net/senmongakkou-gakui/ 高度専門士を持っていると公務員なら大卒(学士号保有者)と同じ扱いになります。また、大学院の受験資格が得られる点でも学士と同等です。民間企業がどうするかは決められていないので、各企業でバラバラです。最近は大卒相当として扱う企業が増えてきました。 無資格のFランク大学よりは資格を多く持った4年制専門学校卒のほうが採用されやすいでしょう。とはいえ社会的評価は知名度の低さが影響して大卒より下のままです。 大卒向けの求人は「要：大卒」と書いてあるので高度専門士は応募できません。企業側が高度専門士という存在を知らないケースもあります。電話で掛け合ったり熱意を見せれば受けさせてくれる企業も多いですが……。 最近になって専門職大学という区分もできました。卒業すると学士（専門職）という奇妙な学位が貰えます。なお、普通の大学の学位だと経営学士とか法学士です。専門職大学は専門学校を経営する学校法人が4年制専門学校の人材・建築物を流用して設立したところが多いです。高度専門士が本当に大卒相当なら大学を設立する必要なんて無いわけですから、逆説的に専門職大学＞4年制専門学校だと経営側が認めているようなものです。 現在ではFラン大学・通信制大学・夜間大学・専門職大学が同じぐらいの社会的評価だという印象があります。専門職大学のせいで4年制専門学校はワンランク下だという気がしなくもありません。とはいえ、普通の人はこんな細かい学歴話を知らないでしょうけどね。 4年制専門学校には「通信制大学併修」のコースもあります。本当に高度専門士が大卒と同じ評価を受けるなら無意味な制度ですが、実際には併修コースは大人気です。