世界真光文明教団の分派ですか?
世界真光文明教団の分派は、崇教真光・救世神教・救世新教・神慈秀明会・黎明教会・救世真教・みろく神教・救いの光教団などがあります。
「創始者・岡田光玉(こうたま)」
◆岡田光玉は、「釈尊は主神から遣わされた」と主張するが、釈尊が説いた八万法蔵といわれる多くの教典をみても、そのようなことは一切述べられていない。
むしろ仏教では、〝神〟は仏・菩薩が、衆生済度のためにかりの姿をとって現れる(垂迹)と説いている。
何ら根拠のない岡田光玉の教えを拠り所とする教団は、荒唐無稽な邪教である。
◆岡田光玉は、主神の教えを説く聖人の出現を日蓮大聖人が〝直弟子たちに伝えた極秘文書『三澤鈔(さんたくしょう)』の中で述べている〟などと主張している。
これは「三沢抄(みさわしょう)」の文を岡田が我田引水し、間違った解釈による主張である。
人類の長い歴史において、昭和34年まで主神の存在が明らかにされないかったことをみても、その存在は岡田光玉が勝手に作り出したものである。
◆教団では、現実世界の背後に先祖霊や怨霊・動物霊などの霊の世界があるという霊魂説を主張し、人間のあらゆる不幸現象は、80%は霊障による、としている。
しかし、仏教では死後の生命は法界にあって前世の因果を感じながら、縁によりまた生じると説き、因果を無視した霊界や霊魂の存在を否定している。
岡田の教えは、因果を無視した外道義である。
◆憑依霊(ひょういれい)による障(さわ)りがあるというのであれば、人生の禍福も全て霊に支配され、現実世界の努力など無意味なものになってしまう。
人生の幸不幸が霊によって決められてしまうという考え方は、因果の法則をまったく無視したものである。
むしろ「霊に憑かれている」という心理は一種の強迫観念を人間に与え、客観的な判断力を失わせて精神にぬぐい去り難い傷を与えかねない。
◆教団の「手かざし」は一種のまじないである。
これは教団が信者に「霊障」の存在を主張して強迫観念を植え付け、浄霊によって全てが解決するとの暗示を与えることによって「手かざし」の効果が引きだす心理療法に過ぎない。
素人による心理療法は、むしろ深刻な人格破壊を招く危険が大きい。