回答(3件)
証拠保全40~ 着手金150~200以上(最高裁まで)※最初はたいてい実費預かりで100万くらい余分にとられる。 意見書代実費30~60以上 助言医師、協力医師の捜索打合せ交通費実費など40~ 文献等実費予備30~ 合計370 別途成功報酬10~20% 準備金としては、ドブに捨てる金が400万は欲しい。 出張費用などがついて高い人は1000万以上になる。 そんなことなら超有名なガチな人に700~800万で頼んだほうが良い。 しかしながら通常は訴訟の前に弁護士をつけて示談交渉を行なう。 これは証拠保全40のなかに含まれる場合もあるが 1年かけて粘るとするとやはりあと30なり50なりは必要でしょう。成功報酬を高めに設定して、着手や交渉料金下げさせる話しあいをする。すると文献代や助言医師への謝礼を足しても100程度でできる。 この示談交渉を主戦場とするほうが良い。裁判はあてにならない。 値切るかわりと言うわけではないが、医療事件は基本的に本人さんがしっかり医学の勉強をしないと難しい。弁護士は平気で手抜きをする。弁護士は、被害者本人ほどには懸命にやらない。弁護士にとってはいつもの「処理仕事」にすぎない。 凄い人は、6万円ぽっきりで1年以上交渉させた人もいる。そのくらい弁護士料金というのはいい加減なもの。(そして驚くほど高額の示談金が提示されたが、本人は怒っちゃってるので蹴って、裁判で安い勝訴をした) 事案によっては、弁護士会の仲裁あっせん制度を利用して1万円でやれる。これもコツがあるので、弁護士との相談料は2万×2回くらいはいる。 証拠保全は自分で裁判所に申し立てればほとんどタダ。弁護士がいかにぼったくり商売かよくわかる。 着手金50はねえ。僕は信用しない。たいていは「一審のみ50」で、控訴審では追加。しかし、控訴審だろうと最高裁だろうと、裁判はひとつなのでそんな馬鹿な話があるかと僕は言いたい。50は、人間用はなくて犬猫の獣医過誤だと思う。 しかし、超ベテラン医療弁護士でもそのくらいの値段設定に値下げしている人もいる。 なかには同情して安くやる弁護士もいる。 ある裁判で集まってお茶してたとき、「医療過誤なんかかわいそうで証拠保全から訴訟まで20万でやっちゃう」って僕に言った人がいて、あとで同席してた別の弁護士から怒られましたとメールで発言を訂正してきた弁護士がいる。「あの人(僕)にそんなこと言ったら大変なことになりますよ」って言われたそうな。僕のところは難事件ばかり集まるしね。 ■必読書 『最新裁判実務体系2医療訴訟』福田編(青林書院2014) 『医療訴訟ケースブック』(森富義明・杉浦徳宏他著/法曹会/平成28年) 『医事関係訴訟の実務』佐々木茂美編著(新日本法規平成14年) 『証拠保全の実務』(東京地裁証拠保全研究会編著/きんざい刊)新版の『新・証拠保全の実務』も、医療については中身は同じ。 プロが読むものを読むこと。やる前には体験本は読まないこと。間違って裁判を理解している箇所が多いので、参考にするとマズイ。 ■もうよくご存じでしょうけども。 ★国会図書館NDL-OPAC雑誌論文検索で、遠隔複写サービスを使う。 https://ndlonline.ndl.go.jp/?func=file&file_name=login&?RN=243452989#!/ https://www.ndl.go.jp/jp/copy/remote/index.html ★「MedicalFinder」も強力な検索機能がある。アルバイトが入力の手抜きをするせいか国会図書館の検索対象の論文は全てではないのでこれで補うことができる。 https://medicalfinder.jp/ ★「Google Scholar」 https://scholar.google.co.jp/schhp?hl=ja ★「J-STAGE 」 www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/ ★「CiNii」 ci.nii.ac.jp/ ■判例検索方法(判例データベースは都道府県立図書館にある) ■複雑な事案は、CD-ROMを買ったほうが良いかもしれない。 CD-ROM「今日の診療プレミアム」(医学書院)高価だが、医学書15冊分の串刺し検索機能が助かる。カルテの横文字も助かる。 ■ざっと把握するには看護師用のものがよさげ。 『病態生理ビジュアルマップ』(医学書院)は悪くないと思う。 ■カルテ用語の辞書は各種あるが、英文は『ステッドマン医学大辞典』が良いでしょう。簡易なポケットタイプの電子辞書の医学辞典は、戦闘には不足していると思う。 ■臨床検査データの把握なども専門の詳しいものが欲しい。『臨床検査ガイド』(文光堂)など。簡易なものでは、『異常値の出るメカニズム』(医学書院)なんかは良いと思う。 ■画像解読もしっかりやる。これはかなり難題だが、プロの助言があれば明瞭。同じ人間なのだから見えないはずはない。しかし、特にわからないのがエコー。胎児のエコーならなんとか形がわかりそうだが、臓器は難しい。数をこなさないと無理のような気がしている。 ■医師国家試験レベルは、最低ラインの医療水準。 朝倉書店の『内科学』、他、中山書店のもの。 医学書院の『標準外科学』などの「標準シリーズ」 医学書院の『今日の治療指針』 その他、医者が使うマニュアル(いわゆる虎の巻)本で、「レジデントマニュアル」とか、『ジェネラリストのための内科外来マニュアル』など、できる限り金を投入する。国会図書館が近所ならいいが、図書館で取り寄せていたら間に合わない。 各論の医学書は当然のごとく奮発する。ほんの一行の記述に、あっと驚くことがよくある。素人がプロに太刀打ちするのだから無理してでも購入する。 勝訴率についてはこちらに書いた。 http://ammsa.nobu-naga.net/1-3.html
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