母親のお金で長男名義の車を買ったら贈与になります。相続税なんかより大きな贈与税がかかってきます。使用者を長男として母親名義で購入し、相続時には中古車の評価額で相続資産とするのがよいでしょう。 家の修理は、母親名義の家なら問題ありません。資産圧縮につながります。増築などまでしてしまうと、預金資産は減るけど不動産の評価額があがる可能性はあります。それでも一定の資産圧縮効果はあると思います。 母親名義でない場合、修繕費を出してもらえばやはり贈与税の対象となります。この場合、暦年贈与の範疇内（１１０万円以下）での支援という形にしておけば税金はかかりません。 １億円のうち現預金が多くを占めているなら、生前贈与でどんどん移してしまうことを検討しましょう。推定相続人（実子等）への贈与は死ぬ前３年巻き戻して相続財産に組み込まれますが、孫や子の配偶者への贈与は対象外です。相続税対策、相続資金の圧縮が目的なら積極的にそうした方々への贈与を行いましょう。