ベストアンサー
いくらブームといっても、いまだにオレンジワインはマイナーな存在で変わっていません。 ロゼの場合は色そのものが目的の大半です。そのまま普通の赤ワインにしても、偉大なものにはならないものがほとんどです。偉大なロゼワインってほとんどないですよね。 オレンジワインというのはあくまで俗称で、いまだにロゼのようには認められておらず、あくまで白ワインのスキンコンタクト品をそのように呼んでいる業者や生産者がいるだけです。 因みにフランスでも最近は自然派ワインでオレンジを作る生産者がでてきてますが、オレンジワインで名声を得ているのは大半がイタリアではないでしょうか?ヨスコ・グラヴナー、ラディコン、アンジョリーノ・マウリなど。 これまで注目されてこなかったのは、作る人が少なかったからですが、これは推測ですが、普通に醸造したら、大したワインができない地域で、工夫の1つとして白ブドウでスキンコンクトさせてみたら、よいものができたということもあったかと思います。典型的なのがアンジョリーノ・マウリでしょう。今でも偉大な畑をもった生産者でオレンジをやる人はほとんどいません。酸化のニュアンスが強く、本来の土地の個性を隠してしまうし、まず長期熟成はできません。 伝統的な製法にこだわらなかったあたりから工夫と努力で発生してきたと思います。白ブドウは通常、すぐに絞ってジュースにしてしまうのも酸化しやすいからであり、酸化のニュアンスはワインにとっては失敗作というのが、昔の評価です。実際、今でも強烈にスキンコンタクトする生産者のワインは私には酸化臭がひどくて飲めたものではないものがあります。 日本ワインもオレンジやる人が多いですが、これもそのまま白ワインを作るとあまりよいものができない場合にやっているケースが少なくないと思います。
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質問者からのお礼コメント
回答一件ですが丁寧に説明してくださったので文句なしのベストアンサーです。ありがとうございました。
お礼日時:1/27 22:55