こんばんは。
>相手が居飛車である場合はこちらは矢倉には組めますか?
自分が先手か後手かで違ってきます。
①自分が先手の場合
・初手76歩と突きます。後手が84歩なら、矢倉には組めます。
・初手76歩に、後手が34歩の場合、
矢倉に組みたいなら先手は66歩と角道を止めます。
この場合、矢倉に組めることは組めますが、
後手からのいろんな急戦策を覚悟する必要があります。
②自分が後手の場合
・先手が初手26歩と突いた場合。
矢倉に組みたいなら、後手は34歩と突きます。
以下、25歩なら33角、76歩には44歩、という要領で、
あとは、61の金を43に運び、角は33から42や51に引き、
31の銀は22~33に運び、、、と進めて、
一応、矢倉に組めることは組めます。
ただし、この場合の組み方は多少難しく、先手の急戦にしっかり対応しないといけません。後手が矢倉に組む場合、22の角は31~64に活用することが多いのですが、今のような手順で同じ形を作ろうとすると、
角は33~42~64と動かすことになり、1手余分にかかるのも気になるところです。
・先手が初手76歩と突いた場合。
矢倉に組みたいなら、後手は84歩と突きます。
◎ここで先手が矢倉指向で68銀なら、
後手は34歩と突き、以下、矢倉に組めます。
◎84歩に先手26歩と突かれたら、後手は矢倉には組めません。
ということで「なんでも矢倉」はけっこう難しいです。
特に、後手番になった時に、先手が角換わりや相がかりを指向してきたら、
自分だけ矢倉にしよう、というのはたいへんですね。