そうかぁ、東京で学生時代過ごしていなかったり、最近の若い人でも意外ともうわからないのかもしれませんね。
意外と突っ込みどころ満載の質問なんで、ちょっとお答えします。
「福岡」の話はあまり良くわかりませんが、要するに「代ゼミの福岡校」なんでしょうね。
「代々木ゼミナール」ってのは、もともと「山の手線の代々木駅」の駅前にあったんです。
質は良いみたいな評価は昔からあって、良い予備校とは言われていました、そう、予備校は良いって。
だから大きくなったんですね。
それで、「新宿駅南口」に代ゼミタワーというデカいビルをぶっ建てて、ここに引っ越しちゃったんです。
では以降、「新宿ゼミナール」に?...とはならなかったのは、実は「新宿駅」あるあるで、この駅は南半分が「渋谷区」にあって、その住所が「代々木」なんです。
その上、隣の「代々木駅」まで200mしかない、これは何と、同駅のホームの長さより短く、お互いの駅の放送が聞こえるほど近いんです。
つまりは、「至近駅は新宿駅」になっても、「今でも代々木駅のすぐ北」であるばかりか「住所も渋谷区代々木のまま」な訳です。
ところが、質問者さんの言う「代々木上原駅」は、これらの地域からは「明治神宮」や「代々木公園」を越えた西側にあって、「渋谷区西原」という地名で、恐らく多くの人は「代々木」には含まない地域です。
ただ、南側の「渋谷区上原」とともに、もともと「代々木村」に対する地名で、何度か地名が変わる中で「代々木上原」と言う時代があり、そういう「昭和16年」の命名なんです。
更に言うと、この辺は閑静な高級と言っても良い住宅街なんで、私の友人は戦前から住んでいますが、「代々木」と呼ばれるのは嫌がっていましたね。
絶対に「代々木駅」の辺りをイメージされますから。
だから、質問の言い方は、ほぼ、ほとんどの人は喜ばず、かなりの人はちょっとムカッとします。
更に言うと「小田原線」という言い方も、普通は「小田急線」で良く、これは確かに「江ノ島線」もあるから事実なんですが、この線が分岐する神奈川県相模原市の相模大野駅から先ならともかく、こんなところで言われるとカチンとくるでしょうね。
確かに鉄道分類上では「小田急小田原線」所属なんですが、これは先の「代々木駅」を「山の手線上にあるけれど所属は中央本線だ」と言っているようなイヤミな感じ、わからない人には「何だコイツ?!」と敵を作る話し方になるかと思います。
まあ、どうでも良い、つまらない知識ですが、こんなことでもあるんだよ~、ってなことです。