誰でも怒られるのは嫌なものですが、大多数の人が簡単に会社を辞めたりはしないと思います。おそらくは発達障害から引き起こされた、二次障害に該当すると考えられます。 苦しくて、どうしようもなく、逃げたかったのだと思います。 昔から、我慢がきかなかったり、衝動的な行動は目立ちませんでしたか？ 通常の社会生活を送ることが難しい場合はカウンセリングをオススメします。理由もわからず、正体のわからなかった生き苦しさが、診断を受けることによって楽になるケースもあります。なにより、本人が自己の特質を認識・理解できるようになり、それを個性として受け入れることができれば、社会のなかで自分なりに生きていく方法を模索するモチベーションも湧くかも知れません。 ご本人の夢は、ぜひ応援したいですね。 しかしながら、留意すべき点もあります。 小説家になると言い出したのはいつからでしょうか？ 昔からの夢であれば、"好きなことを継続する"という才能があると思います。ある意味、文章力以上に大切な才能でもあります。 ですが、仕事が嫌になったのをキッカケに小説家を持ち出したようであれば、代償行動であるかも知れません。この場合は、やはり悩みの根本から解決を図る必要があります。 仕事をせずに居ても、特段、法による制裁はないでしょう。家族以外の誰にも迷惑をかけるわけではありませんので。ただ、行動の全ては本人の将来に返ってきます。 衣食住に困らない環境は生まれた時から変わらずにあるものですから、もしかすると本人は将来的にも同じ生活が続いていくものと思っているのかも知れません。お金のこと、普通は親が先にこの世を去ることなど、生きることについて一つずつ理解できるようにお話する時間が必要かと思います。