身寄りがなくなると途端に将来への不安が多くなりますよね。 行政書士や司法書士の中に、身元保証や身元引受などを含めた将来的なライフサポートを提供している事務所があります。 「死後事務委任」 →死後の手続き・遺品整理・葬儀・埋葬等を執行する契約 「任意後見」 →認知症等で認知能力が低下した場合に、代わりに法的な判断や施設などの契約行為を実行してもらう為の契約 「事前指示書（尊厳死宣言）」 →不測の事態により、万が一医師に自分で意思表示が出来ない場合、自身へ行う医療行為の内容・方針についての希望を予め決めて公正証書にしておくもの。（延命措置の要否等） 遺言だけでなく、こういった分野に長けている事務所であれば、身寄りの無い方の生前対策として、包括的にもしもの時のライフサポートを提案してくれると思います。 司法書士でも行政書士でもこの分野の専門では無い事務所に行ってもチンプンカンプンだと思いますので、事前に専門かどうかを（ネット等で）調べてから問い合わせてみてください。 この手の分野は士業のみならず、怪しい団体や業者・保証会社が混在していますので、慎重にお調べすることをお勧めします。 または役所の地域包括支援センターなどに相談してみると色々教えてもらえるかもしれません。（昨今、行政のこの機能はとても疲弊しているので、まともに機能していない可能性もあります）