俗にいうばっかり食べですね。 一品ごとの味を確かめながら味わうのに、種類のことなるおかずのあいだにご飯を運ぶ食べ方や、おかずの味が濃すぎるときにご飯を共に口に運んだり、触感がパサつき気味で水分が欲しい時に茶をすするといった口中調味というらしい食べ方は味覚を拡げ養う意味でも構わないとされているような話を聞いたことがあります。 それらに比べるとばっかり食べは、ネーミングからしても良いイメージではなく忙しくてあれこれ構ってられない、さっさとご飯を済ませたい食べ方としてとらえられていたようです。 しかし、近年は糖質の吸収を抑える食べ方として、食物繊維の多く含まれている野菜やキノコ類などのおかずを先にたべて胃におさめることで、そのあとにタンパク質系の主菜、そして最後に糖質の多い芋などの副菜や主食のご飯や麺類といったものを食べると食事の総量がおなじであっても、糖質の吸収を抑え穏やかに血糖値を上げるという効果が期待されるので、糖尿病や肥満などの疾患のある人はそのような食べ方の栄養指導を受けることが一般的になってきています。 ですから可笑しいと思われる方は、古き時代の印象が強くのこっておられるか、そのように言われて育ってこられたかたなのでしょう。 わたしはおかしいとはおもいません。