ジャスティンパレスが『非根幹距離』の『適性』を示したというのが圧勝の要因だと判断しています。 根幹距離とは400mで割れる中枢となる重要な距離のレースの事です。 対して非根幹距離とは400mで割ると端数が出る距離のレースの事です。 2歳3歳G1が1600m（朝日杯、阪神牝馬、桜花賞、NHKマイル）2000m（ホープフル、皐月賞）2400m（ダービー、オークス）と、根幹距離（400mで割れる距離）に設定されているため、競走馬達は根幹距離の2歳3歳G1を目指して8ハロンや6ハロンと400m刻みで調教トレーニングをされる事が多いです。 『競走馬はレースの走る距離を知らない』 という言葉の通り、 根幹距離は競走馬にとって走りやすい、実力が発揮されやすい距離とされています。 逆に「非根幹距離」の走りやすさは個体差が影響する。つまり『適性』が勝負を左右する為、荒れやすいとされています。 ウオッカやアーモンドアイの例に有名で、 ウォッカ 根幹距離１７戦１０勝 非根幹距離７戦０勝 アーモンドアイ 根幹距離１１戦１０勝 非根幹距離２戦０勝 根幹距離で無双のウォッカやアーモンドアイでも非根幹距離で勝つことが出来なかった。非根幹距離は適正が左右するという具体例です。 ジャスティンパレスは阪神2200mの神戸新聞杯。3000mの菊花賞、阪神大賞典と非根幹距離に対する適正を十分に示してしますので、非根幹距離である宝塚記念2200mの適正から十分に期待出来る馬の一頭となりますね。