社民党の前身である社会党は「ソ連型社会主義革命を目指す左派」と「西欧型社民主義を目指す右派」が一緒になったものでした。
これは本来水と油であり、また長い間左派が党内の主導権を握っており、このため右派は自民党と国会対策で裏取引して「表向きは反対しつつ自分達の望む社民主義的政策を通す」という選択をしました。
この結果「出来もしない社会主義革命を夢見る左派」と「政府与党に自分達の望む政策を呑ませても成果として宣伝出来ない右派」という袋小路になっていまします。
更に時代が進むと表向きの「何でも反対」を真に受けた人間だらけになっていき、どんどん現実から乖離して、支持も下がっていきます。
この結果、外交面でも海外で日本政府が批判されると「そうだその通りだ!」と一緒になって責めるどころか、むしろ海外では日本政府批判を引き出そうとするようになっていきます。
当然、そんなやり方で支持が増える筈もなく、サイレントマジョリティはどんどん引いていって凋落するのですが、それで残った支持層が「とにかく日本政府批判するだけ」になっていき、ますます現実から乖離し支持を失いつつ「日本政府批判だけ」になってしまったのです。