回答(1件)
ミレトス学派は、 世界の根本にある万物の始原(アルケー)を 水や空気といった何らかの一つの存在として捉えたところに その思想の特徴があると考えられます。 エレア学派は、 真なる存在である「あるもの」(to eon、ト・エオン)とは何か? という存在そのものの概念の探求へと向かい、 それが、不生不滅、不変不動の一なる存在として捉えたところに その思想の特徴があると考えられます。 ヘラクレイトスは古典期ギリシアの自然哲学者。 前6~5世紀初め、万物の根源を探求し、「万物は流転する」と結論づけた。 ヘラクレイトス(前540年頃~前480年頃)は、イオニア自然哲学の一人で、イオニア地方のエフェソスで生まれた。 ピタゴラス学派は、 すべての存在の基盤となっている 数などの論理形式を探究の対象とし、 知性や論理自体の探求へと向かっていった 論理哲学の営みとして捉えることができます。 最初の哲学であるミレトス学派が イオニア地方のミレトスで興り、 そのミレトス学派を含む 自然哲学の学派であるイオニア学派が 東地中海で発展していくことになります。 そして、次に、 ピタゴラスの西遷を機に、 論理哲学の学派であるイタリア学派が イタリア半島南部とシチリア島を中心とする 中央地中海で発展していき、 その中から存在の哲学である エレア学派が生まれます。
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