イチジクの葉が下の方の枝だけなら水切れの可能性が高く、全体に黄色い場合は根腐れなど根に問題がある可能性が高いとされます。 イチジクは頂芽優勢の傾向が強く、木全体にバランス良く水分や栄養素を運ぶのではなく上部に優先的に運びます。加えて実を付けた場合は子孫を残すため実に優先的に水や栄養素が運ばれます。このため下部の枝に付いた葉は水切れで黄色くなりやすいのです。 イチジクは葉からの蒸散が多く水分を欲しがる一方で溜まり水を嫌う性質があります。鉢内の土が吸水と乾燥を繰り返すことで根が育ちます。水浸しのままでは根腐れします。根腐れの原因は様々で鉢が大き過ぎる、肥料を与え過ぎ浸透圧の関係で吸水できない等。鉢底の土が粘土化すると根が呼吸できないので根腐れします。根鉢を崩さないようにそっと鉢から出して確かめるのが一番です。 もう一つ今の時期に考えられるのは日向のコンクリートの上に鉢を直に置いたため照り返しで植鉢鉢が高温になっていることです。