馬頭観音は、ヒンドゥー教の神ハヤグリーヴァ（馬の頭を持つもの）が仏教に取り入れられた菩薩で、衆生の無智・煩悩を取り除き諸悪を懲らしめるとされます。 馬頭観音は、観音菩薩の変化身の一つであり、六観音の一尊にも数えられます。馬頭観音は、一般に忿怒の姿で表され、頭上に馬頭を戴き、胸前では馬の口を模した印相を示します。すべての観音の憤怒身ともされます。馬頭観音は、民間信仰では馬の守護仏としても祀られます。 それに対して牛頭観音は、仏教界には存在しない名前何なんす。 牛頭観音は、仏教ではなく道教に由来する神である牛頭天王と関係があるとも言われます。牛頭天王は、地獄の刑罰を執行する神であり、日本では閻魔大王の配下として描かれることがあります。 馬頭観音は民間信仰されたので、よく見掛けるのでしょうね。