ベストアンサー
特記仕様書において、「ブラスト素地調整がISO8501-1 Sa2 1/2」と指定されている場合、実施工をSa2 1/2〜Sa3未満でむらなくブラスト処理するのは、一般的にはNG(Not Good)とみなされる可能性が高いです。 理由: ISO 8501-1は、スチールサーフェスのクリーニングと処理に関する国際的な規格であり、表面処理の品質を評価する方法が規定されています。Sa2 1/2とSa3は、その中で異なる表面粗さの等級を表しています。 Sa2 1/2: 「近似的にクリーン」な表面状態。油や脂肪、軽度の酸化物、錆などの汚れを除去して、均一なクリーンな表面状態を得ることが目指されます。 Sa3: 「クリーン」な表面状態。すべての汚れや酸化物、錆が除去され、均一なクリーンな表面状態を得ることが目指されます。 特記仕様書がSa2 1/2を指定している場合、その表面処理の品質が要求される水準としてSa2 1/2が求められるということになります。したがって、それよりも粗い表面処理であるSa3未満の処理を行うことは、通常は指定された要求を満たさないことになります。 ブラスト処理の目的は防錆効果を高めることであり、表面処理の品質が防錆の効果に大きく影響を与えます。指定された要求を満たすことが重要であり、その要求を下回る表面処理を行うことは適切ではありません。したがって、特記仕様書に指定された要求に適合するように、Sa2 1/2の範囲内でむらなくブラスト処理することが重要です。
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質問者からのお礼コメント
明確なお答えありがとうございます!
お礼日時:8/1 18:10