定義不足と言えば、まず、ガシャ（ガチャ）は、 サイコロ、コイン、トランプ等と違って、 確率に関する共通の認識はありません。 巷にあるガシャポンは、カプセルが出るごとに、 総数や当選確率が変わる、「非復元抽出」です。 そのため、確率計算には、1回目の確率だけではなく、 当たり、ハズレのカプセル数が必要です。 ガシャポンをシミュレートしたゲームなら、なおさら、 確率だけでなく、ゲームの仕様を明確に定義する必要があります。 一応、何度引いても確率は不変のゲームを前提で計算しますが、 3回はA,B,Cが出て、あとの7回は何でもいいと考えると、 複数回当たるパターンで重複が出るのでダメです。 考え方はいくつかありますが、 まず、１から、Aが当たらない確率、Bが当たらない確率、 Cが当たらない確率をひきます。 ただし、これだと、AもBも当たらない確率、AもCも当たらない確率、 BもCも当たらない確率が2回ずつひかれてしまうので、 それぞれを1回ずつ足します。 最後に、全てハズレの確率をひくと、 求める、3体とも少なくとも1体ずつ出る確率になります。 実際に計算すると、 Aが当たらない確率が (99/100)¹⁰ Bが当たらない確率が (98/100)¹⁰ Cが当たらない確率が (97/100)¹⁰ AもBも当たらない確率が (97/100)¹⁰ AもCも当たらない確率が (96/100)¹⁰ BもCも当たらない確率が (95/100)¹⁰ 全てハズレの確率が、(94/100)¹⁰ よって、求める確率は、 1 - (99/100)¹⁰-(98/100)¹⁰-(97/100)¹⁰+(97/100)¹⁰+(96/100)¹⁰+(95/100)¹⁰-(94/100)¹⁰ ＝ 1 - (99/100)¹⁰-(98/100)¹⁰+(96/100)¹⁰+(95/100)¹⁰-(94/100)¹⁰ ≒ 0.0035