ベースについての話なら以下のように例えるとわかりやすいと思いますので、紹介します。
バンド全体を家に例えると良いと思うんですよ。
Vo:玄関
Dr:基礎
Ba:柱や梁、土台などの構造
Gt:壁や屋根、内装などの仕上げ
Key:玄関以外全て
これをみると分かりますが、Keyって万能なんです。
演奏者が歌えたら、それで弾き語りが出来るのもそのせい。しかし、個々の性能には追いつけないので、あくまでも能力的な面で言うと万能という事。
閑話休題。
さて、上記の役割でハッキリしているのは、Baはリズムの基礎となるDrと形を整えて色付けし全体像を作るGtを仲立ちする立場にあります。
なので、いなくてもバンドは成り立ちますが、非常にもろいものになるのは分かると思います。
ベースが無い軽音楽ってあまり聞いたことがないでしょうから、中々イメージができないと思いますが、ベースは「ノリ」を作る重要なパートです。
同じ曲でもベースが違うと全く違う曲になるのは周知の事実。
バンドサウンドって言うのは、ただCDを聴いているだけでは気付きませんが、上に書いたようにそれぞれにはそれぞれにしか果たせない役割があり、たとえGtが3台4台あったとしてもBaの代わりはできません。
それは楽器が出せる音場と音圧が関係してくるからなんです。
もっというと、Drが無くてもBaが居れば成り立つ音楽はいっぱいありますが、なぜかBaが無いと成り立たない(というより、サウンドとして凄く弱い)音楽もいっぱいあります。
ぶっちゃけ、Gtが無くても成り立つ音楽もあります。
質問者さんがやりたい音楽は何か分かりませんが、スリーピースと言われているぐらい、Dr,Ba,Gtは軽音楽の3大ポジションなので、Baは必須です。
ただし・・・
リズム隊なので、打ち込みでカバーすることはできます。
その場合はPCやガレバンなどでベース音を作り、クリックを流してDrが合わせ、それにGtが乗っかるという形でバンドサウンドを作ることになりますが、やり方もそうですが初心者にはお勧めできません。
先ずは、Baを探してください。
~~ここからは余談~~
バンドの選曲は結構大事なんですよ。
確かに、お互いに腕前も分からない、どんなのが自分たちに合うのか分からない。こんな状態の自分たちにぴったりな曲ってないだろうか、と外部を頼りたくなるのは良く分かります。
しかし、自分達で「どんな曲をやろう」と全員で知恵を絞って考えてバンドサウンドを作っていく事が一番重要な作業なのに、それを他人に任せるというのは間違いなんです。
初心者なら、なおさら「この曲がみんな好きだから、頑張ってやってみよう」と、メンバーでそれぞれ持ち寄って決めて、先ずは1曲突き進んでみるという体験が大事です。
最初は下手だっていいんです。でも練習すればうまくなるのは事実なので、初心者では、そこを避けない事です。そういうところを避けて進むと肝心な時に避けられない壁にぶちあたり、もうどうにもならないことになります。その時では遅いんですよ。
ご参考までに。