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なぜ弱酸の電離度α‬は水で薄めつづけても大きくなり続けないのですか?

化学45閲覧

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回答(3件)

ある程度までは薄めると電離度は大きくなりますが、ある程度から先は殆ど大きくなりません。 <解説> HAと言う酸がH⁺とA⁻に電離するとしましょう。 酸解離定数Kaは Ka=[H⁺][A⁻]/[HA]と表され、定数ですから一定値です。 ([ ]はモル濃度を表します) 濃度がある程度高いころは、[H⁺]=[A⁻]ですので、薄めて行くと分子の濃度の積は2乗で分母の濃度は1乗で効くことになります。 Kaは一定でなければならないので、電離度は上がります。 一方、水の電離というのがあります。 弱酸の電離で発生する[H⁺]が10⁻⁸程度まで薄まると、水から電離してくる[H⁺]の方がずっと大きくなり、[H⁺]の濃度は一定になります。 そうすると、Ka/[H⁺]も一定値となり、[A⁻]/[HA]も一定値となります。 α=[A⁻]/([HA]+[A⁻])ですから、これも一定になります。 従って、水の電離の効果が効いてくるほど薄まると、それ以上電離度は上がらなくなります。

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希釈して行っても酸ですからpH7を超えることはありません。 つまり、水素イオン濃度は10⁻⁷mol/L近辺まで希釈すると一定になります。 水素イオン濃度が一定になる説明は、この方が分かり易いかな?

大きくなりますけど? 何を根拠にそのようなことを? もしかして、弱酸を希釈してもpHが小さくならないから電離度が大きくなっていないとでも思っているのですか?

濃度薄くすると電離度大きくなる気がします