回答(2件)
問題なのは「教科書10周読んだ」って部分だと思いますね。 「一問一答」が良くないのは、どうしても「暗記」になってしまい、「意味」に立ち入らなくなるからです。 こういう知識は「関連」とかを把握していないから、一週間もすれば、最初覚えた部分から綺麗に忘れていきます。 つまりは、「毎週覚え直さないと記憶が保てない」ってことです。 ところが、「理解して、その結果で覚える」のなら、「小学校で習ったこと」を「死ぬまで覚えている」訳です。 こういう「覚え方」を「歴史」とかで出来るかできないか、で、「違い」が出る訳です。 「教科書10周読む」ってのは、普通は「あまり考えないで読んでいる」ことを示唆する状況です。 こんなことご存じですかね?「マンガ」とか読むんでも、速度が5倍も10倍も違ったりするんですよ。 もっと極端に言うと、日本語は「表意文字」ですが、英語とかは「表音文字」なんで、「子供でも専門書を朗読」出来るんです。 ただし、当然、「意味はわからない」訳です。 この「違い」なんですよ。 俗に、「マンガ」なんかでも、「時間かけて読む」人の方が、「内容を理解している」ものです。 まあ、「マンガは楽しむもの」なんで、どんな読み方をしても良いと言えば良いんです。 でも「教科書」は「理解するもの」ですから、「理解できるまで(何度でも)読む」と言うのは有り得ても、本来は「10周読む」ものではないです。 むしろ「(1回でも読んで)理解出来たら、再度読むのは苦痛」だったりするものです。 ただ、理解を深めていれば、「2回目はまた違う理解ができる」ので、それも大事なんですが、それは必ずしも「教科書」の役割ではない、とも言えます。 ともかく、「10周しても問題が解けない」というのは、残念ながら「1周目の理解がそもそも出来ていない」、先の英語の例で言えば、「大人の読みが出来ていない」ということで、これを繰り返しても意味がありません。 まあ、理解の仕方ってのは「人それぞれ」でもあるんですが、例えば「1600年関ケ原の戦い」「1603年徳川幕府できる」として、この3年間をちゃんと考えたのか、とかが効いてくる訳ですよ。 他にも、「鎌倉幕府」が「1192年」から「1185年」に変わったのは、「何が変わったのか?」考えましたか? まあ、中学生、高校生、歴史学者、歴史の好きな人、それぞれで「どこまで理解するか?」は微妙ですが、「何にも考えていない」のと、「自分なりに調べた」人とでは、まるで意味が違う訳です。 そういう差が、「一生覚えているか」「何の役にも立たず忘れてしまうか」の分かれ目でもあるんです。
NEW! この回答はいかがでしたか? リアクションしてみよう