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鉄道貨物はトラックと比べると中距離、長距離の輸送はコストが安く、短距離だとコストが高くなると聞いたことがあるのですがなぜ鉄道貨物は短距離だとコストが高くなるのか教えてください。

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回答(3件)

一言で「コスト」と言っても、それが意味するものは様々。 長距離だと高速代やガソリン代などの「運行コスト」で有利。 短距離だと貨物駅での積替え時間の「時間コスト」で不利。 あと、長距離だとドライバーの拘束時間も長くなって人件費に跳ね返るし、逆に短距離だと貨物駅での積替えに要する人件費を運行コストで相殺できない。

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鉄道区間だけだと、輸送距離によって運賃が比例するので、さほどコストは変わりませんが、鉄道貨物を利用しようとなると、出荷元から貨物ターミナルや貨物ターミナルから配送先までのトラック輸送代や、貨車との積み降ろしに対する荷役作業料が鉄道区間の前後に加わります。 これらは、出荷元や配送先が同じであれば、鉄道距離に関わらず一定です。 このため、鉄道区間が短ければ、その前後の料金の割合が多くなって単価が上がるからです。

短距離でも長距離でも積み替えの手間は掛かるからです。 簡単に書くと、 輸送費=積み替えの手間賃+(距離毎の運賃 x 距離) で計算されますが、『積み替えの手間賃』は距離に関係なく固定費です。 例えば、鉄道だと1kmあたり10円、貨物の積み替え手間賃を1万円、トラックの輸送費を1kmあたり50円とした場合、 ・10kmを輸送する場合 鉄道 10000+(10km x ¥10)=10100円 トラック 10km x ¥50=500円 となりますが、 ・1000kmの場合 鉄道 10000+(1000km x ¥10)=20000円 トラック 1000km x ¥50=50000円 となるからです。