5年前、規格住宅(基本的な設計はできていて間取りなど若干変更できる半注文住宅)と、分譲住宅との2本立てで考え、最終的には分譲住宅を購入しました。
(中古は考えていません)
何十軒と建売を見て回りましたが、立地や価格、家の外観も理想通りで半分「ここに決めた」と思って内見すると、なぜだか悪趣味な花柄模様の壁紙にドン引きしたり、ここはすごくいいのにどうしてここがこんなことになってるの?っていうとこがすごく多くて、考えてみたら立地や価格を基本に選んでて壁紙やキッチンやお風呂の色までが理想どおりなんて考えてみたらあるわけないかと思ったものです。
まずこういうとこが注文だと、全部自分で選ぶので理想どおりにはなります。
ところが、この「自分の理想どおり」にできることが注文のデメリットになりかねないのです。
壁紙とかキッチンの色くらいならいいですが、間取りということにたいへんです。
理想を言うことは簡単ですが、トータルに建築を考えないと失敗します。
わかりやすい例で言うと、「水回りを広くとりたい」「脱衣所にランドリー機能を持たせたい」「洗面は2人同時に使えてホテルのようなカウンターにしたい」と言うのはいいのですがその結果、リビングが8畳になってしまったとか、、
うちなんかは夫婦揃って凝り出すとキリがなくなるので、注文だと気が遠くなりそうです。
また、建築中から見に行ったりするでしょうから、これで基礎は大丈なのか?とか素人のくせにとても気になり神経すり減らすと思います。
今は注文も建売も、法律が厳しくなり手抜き工事すると自分の首を絞めることになるのでまずそういうことはありません。
しかし欠陥住宅はたくさんあって、何が原因かというと、着工したら図面どおりに行かずむりに現場合わせをしたりすることで起こるようです、
これは注文だからです。
建売は、図面どおりにパーツがあってそれを組み立てるだけなので誰が造っても同じにしかなりません。
いい表現ではないですがプラモデルのように。
しかしフローリングや壁クロスまで気にいる家を探すのはやはりたいへんです。
そこでおすすめしたいのは規格住宅です。
価格も付帯工事入れて建売と同じ程度かちょっとだけ高いくらいで注文に比べたらものすごく安いです。
ちなみにわたしも規格住宅を並行して考えてましたが、とても景観がいい土地に建てられた分譲住宅を見つけ、床や壁クロス、建具の色も理想だったので契約しました。
でもこの辺は結婚相手を選ぶのと一緒で何もかもが理想という出会いは探してどうこうというより運命的な出会いです。
(うちも何十軒と探してあきらめて規格住宅にすることに決めて休日ドライブに行った途中で運命的に通った住宅街で見つかったのです)