「ミッドウェーの消耗よりも、ソロモン方面での航空戦力の損耗が戦局に決定的な打撃を与えた」が、緒論あれど定番の説明ですので、不可逆的な損失を航空戦力と補助艦艇に負ってしまうのはミッドウェーから間もなくですので・・・という話ですね。 日本海軍の剄となっていたのは空母ではなく、艦載機搭乗員の損失とそれをまったく補えない補充ですから。 （空母の数じたいは翔鶴、瑞鶴だけでなく、当時の機体ならば運用可能な小型空母や改装空母がそれなりにあり、史実通りのミッドウェーの大敗後も依然と数の上ではアメリカより有利ですので） まあ、この種の歴史のIFにはいろんなロジックなり文脈で語ることができるので、思考の遊び以上のものではないですが、前述したようなロジックで語られ続けるのにはそれなりの理由があるので、とりあえずこの理屈を挙げておきます。 同じく定番の説明としてアメリカは大西洋から空母を引っこ抜く、対独反抗に成功しているイギリスは空母を太平洋方面へ差し出してくれる・・・っていうのがありますが、すでに同趣旨のご説明が他の回答者さんからされているので重ねません。