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亜寒帯低圧帯とは、北緯60度・南緯60度付近に形成される、周囲より気圧が低くなっている帯状の地域のことで、高緯度低圧帯とも言います。 ハドレー循環によって緯度20度~30度付近に形成される亜熱帯高気圧は暖かい空気(熱帯気団)、極循環によって両極付近に形成される極高気圧は冷たい空気(北極気団)をそれぞれ持っており、緯度60度付近の地域には、フェレル循環によってそれぞれの高気圧から性質の異なった空気が吹き出される。 この空気が衝突する地域では、温度差によって低気圧が発生しやすく、低圧帯となる地域です。 南極海でも緯度が高くなるほど海が荒れ、吠える40度、狂う50度、絶叫する60度などと呼ばれています。 冷帯(亜寒帯)は緯度がおおよそ40度以上の地域に分布しますが,南半球にはその周辺に陸地が非常に少ないため,冷帯はありません。 冷帯は,温帯と寒帯の間の気候帯です。 夏は高温になりますが期間はとても短く,冬の寒さがとても厳しいのが特徴です。 海流の影響を受けにくい内陸部や,寒流の影響を受けやすい大陸の東海岸沿いなどに多く見られます。 北半球で冷帯が分布するのは,おおむね北緯40度以上の地域ですが,南半球では南緯40度以上の部分に土地は非常に少ないです。 南緯40度以上で大陸と呼べるのは南極大陸がありますが,南極大陸は寒帯です。 南極大陸以外で,南半球の南緯40度以上には南アメリカ大陸がありますが,南緯40度以上の部分は東西に広くないため内陸性の気候(一年のうちで,もっとも暖かい平均気温ともっとも寒い平均気温の差が大きい)ではなく,海洋性の気候(一年のうちで,もっとも暖かい平均気温ともっとも寒い平均気温の差が小さい)になっています。 したがって,南半球には冷帯がない,ということになります。
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