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脂肪酸を単独で摂取するのと中性脂肪の形で摂取することに、何か違いはあるのでし...

kor********さん

2010/3/2414:05:36

脂肪酸を単独で摂取するのと中性脂肪の形で摂取することに、何か違いはあるのでしょうか?

ある生命現象に対する特定の脂肪酸(今はやりの不飽和脂肪酸)の影響を見たいと考えているのですが、調べた中では脂肪酸単体ではなく、中性脂肪になったものを投与していました。遊離脂肪酸を直接摂取することに、何かデメリットがあるのでしょうか?遊離脂肪酸は毒性があるという記述は見つけていますし、エステル化した方が安定なのかなとは思っているのですが、具体的な部分がよく分かりません。中性脂肪で摂取してもリパーゼによって分解されて、結局は脂肪酸になってしまうのですよね…。初歩的なことかもしれませんが、誰か教えてください。よろしくお願いします。

補足(質問を締め切りたくなかったので、補足欄で失礼します。)
eternal_g_0さん、ありがとうございます。
FFAで過剰に摂取すると小腸の微絨毛膜でTGを再合成するための2-モノグリセリドが供給できず、結果として血中FFAが上がってしまうために悪影響が出やすいということでしょうか?(つまり、TGで摂取するとFFAと2-モノグリセリドがバランス良く供給できるので良いということですか?)

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ete********さん

編集あり2010/3/2600:23:13

<遊離脂肪酸を直接摂取することに、何かデメリットがあるのでしょうか?>
遊離脂肪酸(FFA)は水と脂質両方に対する親和性
すなわち洗剤と同じ界面活性があるので
高濃度で存在すると、リン脂質(PL)を主成分とする細胞膜を溶かし
細胞を壊してしまいます。
そのため血漿中では通常トリグリセリド(TG≒中性脂肪)やPL
もしくはコレステロール(CHOL)エステルの状態で存在してます。
FFAもわずかに存在し、エネルギー源や細胞構築に利用されます。
余剰FFAは肝臓に送られ、TG→リポタンパク(VLDL)に変えられます。

<中性脂肪で摂取してもリパーゼによって分解されて、結局は脂肪酸になってしまうのですよね…。>
膵臓リパーゼにより分解される際は
周囲に胆汁酸およびその他の脂質が存在しています。
そのためリパーゼで生成されたFFAは
これらと反応して胆汁酸混合ミセルを形成します。
このミセルは小腸の微絨毛膜で再びFFAが分離され
分離されたFFAは脂肪分解の副産物である2-モノグリセリド
あるいはCHOLなどと結合してTGやCHOLエステルとなります。

ちなみに「今はやりの不飽和脂肪酸」ですが
特に多価不飽和脂肪酸のFFAは毒性が強く
また過酸化物を生成するので
過剰に摂取すると動脈硬化や発癌のリスクが増えると言われてます。

【補足への回答】
ちょっと説明不足でした。
FFAは疎水性が強く、ミセルに溶解していないと
微絨毛膜まで取り込まれません。
それには他の脂質や胆汁酸が十分でなければいけませんから
FFAのみの状態だと消化不良を起こしてしまいます。
つまりFFAの毒性によるデメリットというより
そもそも吸収されにくいと考えてください。
(生物はなるべく毒物を排除しようとします)

ちなみに例外があり
炭素数6~12の中鎖脂肪酸はミセルに溶解する必要がなく
直接細胞内へ吸収されます。
しかもTGへの再合成は行われず
門脈から肝臓へ送られてエネルギー源として利用されます。

質問した人からのコメント

2010/3/26 10:28:27

抱きしめる eternal_g_0さん、すごいですね。
大変丁寧に説明していただき、ありがとうございました!

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