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RC造・鉄骨造 耐火・準耐火について

ryouryou121wさん

2010/4/3011:29:11

RC造・鉄骨造 耐火・準耐火について

お世話になります、初歩的な質問で恐縮です。

コンクリート造の建物は全て耐火建築物でしょうか?

鉄骨造の建物は全て準耐火建築物で岩綿を吹付けることによって耐火建築物になるのでしょうか?

どうぞ宜しくお願い致します。

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yubonnstarさん

2010/4/3014:26:43

最初に、注意してもらいたい点を書きます。
建築基準法において、
「耐火建築物」と「耐火構造」とは違います・・。
同じように
「準耐火建築物」と「準耐火構造」は違います・・。

気をつけて欲しいのですが、
原則的にRC造は、「耐火構造」ではありますが、
では、ただRC造にしたからと言って、法的に「耐火建築物」とは見なされません。

**建築基準法・2条・1項・九の二号**
を簡略化して書きます。

「耐火建築物」・・・その主要構造部が次に掲げる基準に適合するものをいう。
イ・その主要構造部が次の(1)または(2)のいずれかに適合すること。
・・・(1)耐火構造であること
・・・(2)政令で定める技術的基準に適合していること。
ロ・外壁開口部の延焼の恐れのある部分に防火設備(防火戸等の事)を設けること。

となっています。

上記のイとロを同時に満たしてはじめて「耐火建築物」となるのです。

ただ、RC造で建てた・・と言うのであれば、
それは「主要構造部を耐火構造とした建築物」ではありますが、
決して「耐火建築物」ではありません。
RC造+延焼の恐れのある部分の外壁開口部を防火戸等にして、はじめて「耐火建築物」になります。

また、「耐火構造」と言っても、その使用部位によって、耐火時間が異なってきます。
その為、同じRC造でも、厚さによって耐火時間が異なってきます。

**平成12年建設省告示・1399号**
による例示仕様では、

RC造、SRC造の壁、床
・・100㎜以上・2時間耐火(かぶり30㎜以上)
・・70㎜以上・1時間耐火

RC造、SRC造の柱
・・小径400㎜以上・・2時間耐火(かぶり60㎜以上)
・・小径250㎜以上・・1時間耐火(かぶり50㎜以上)
etc・・・・

等となっています。

また、必ず例示仕様に従わなければ、その耐火性能が認められないか?
と言えば、そんなことは無く、
耐火性能検証法による検証により安全が認められたものは、例示仕様通りでなくてもOKです。

「準耐火建築物」も、耐火建築物と同様に、
主要構造部を準耐火構造+延焼の恐れのある外壁開口部の防火設備設置
という2条件を満たしてはじめて「準耐火建築物」となります。

準耐火建築物は、大きく2種類に分類されます。
法2条九号の三のイ、ロに定められるもので、
それぞれ、イ準耐、ロ準耐等と言います。

このイ準耐、ロ準耐はそれぞれ、さらに2つに分けて規定がなされています。

・イ準耐は
①45分耐火のイ準耐
②60分耐火のイ準耐(木造3階建て共同住宅等に適用)
の2種に分類され、

・ロ準耐は、政令109条の3に規定される
③外壁耐火型のロ準耐
④軸組(柱、梁)不燃のロ準耐
の2種に分けられます。

つまり、準耐火建築物は、上記の①~④の4種類に分けて考えられます。

鉄骨は、法に定められた不燃材料でありますから、
鉄骨造とすれば、軸組みは不燃なので、原則的に上記④の「軸組不燃型のロ準耐」に相当しますが、
この場合も当然、延焼の恐れのある部分の外壁開口部には、防火設備を設ける必要があります。
そうしなければ、準耐火建築物とはなりません。
その他にも、屋根、3階以上の床に守る規定もあるが・・省略。

鉄骨は、不燃材料ではありますが、熱が加えられると、その耐力が急激に低下する性質がありますので、耐火的な材料とは言えません。
なので、質問者様がおっしゃるように、鉄骨に対し何らかの被覆がなされていないと原則的に耐火構造とは見なされないです。

長くなりすぎましたが、以上です。

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