読書の幅を広げるために、読むべき小説とは・・・
読書の幅を広げるために、読むべき小説とは・・・ こんにちは。初めて質問させてもらいます。20代の男性です。 江戸川乱歩さんの少年向け全集(小林少年か明智探偵が表紙に描かれている、白っぽい本)を小学生のとき読破して以来、同氏の大人向け作品以外は、横溝正史さんと松本清張さんくらいしか読んだことありません。他のものも読んでみたいのですが・・・ 江戸川さんのものは小学生向け、横溝さんのものは大人向けだと思うのですが、中学生でいきなり大人向けのものを読んでしまったせいか、読書の世界が広がっていきません。前3者の作品の大半が家にあるので、他のものを読まず、同じものばかり繰り返しています。 何とかしたくて、初心に帰って江戸川さんの光文社の全集を読み直しました。次に何を読むべきでしょうか?中学生・高校生で活字の好きな人は、何を読みますか?または、過去に読みましたか?最近流行の所謂、ライトノベルに興味があるのですが、江戸川さんの少年物よりライトですか?つまり、江戸川さんのものは、強盗や誘拐や水攻めや・・・はあっても人は殺されないですが、今のライトノベルは読んだことがないので分かりません。できれば殺人事件が起き、しかもバラバラだったりした方が面白いです。 江戸川さんのライトノベル(済)→もう少しだけヘビーなライトノベル→ちょっと難解で専門的なライトノベル→読みやすいと評判の一般の小説(赤川次郎さんなど?)→そこそこ読みやすい(横溝正史さんなど?)→とても難解で専門的な分野を扱った小説(福井晴敏さんなど?)って順番で読んで行こうと思うのですが、各段階でお勧めのものがあれば教えて下さい。 *トリック、相棒、バイオハザード、ソウなど映画やゲーム、ドラマをライトノベル化したものや、指輪物語やハリーポッターなど海外産ライトノベル?児童書??はできればなしでお願いします。ファンタジーや恋愛系はあまり興味がないんですが、読書の幅を広げるために、どうしても読んだ方がいいというものはチャレンジしますので、教えて下さい。 これからも読書関係の質問をさせて欲しいので、宜しくお願いします。
福井春敏さんの、家にあった『Twelve YO』まだ読んでいませんが、難解そうです。京極さんの『うぶめの夏』から『じゃみの雫』までありましたが手付かず。『魍魎の箱』はバラバラ箱詰らしいですが、両者ともライトノベルっていう人もいるですか。違うという声もあるということですね。間違えて使ってたみたいですが、余計に分からなくなったので気にしない事にします。他の回答も待ってみたいと思います。ありがとうございました。
ライトノベル・1,168閲覧・50
ベストアンサー
ライトノベルは概ね江戸川乱歩の少年物よりライト(ノリが軽く今風で大げさ)です…っていうかお話聞いていると、あなたの読みたい物はいわゆる「ラノベ(ライトノベル)」ではありません。誤解を生むので大衆小説とか娯楽小説、少年小説、軽い小説といった違う言葉を使った方がいいかも。 今ライトノベルというと、「軽い小説」ではなく普通「特定のレーベルから出ている表紙や挿絵にアニメ調のイラストを多用している若年層向けの小説」を指します。アニメの原作の小説と考えれば具体的です。 映画やゲーム、ドラマの小説化はノベライズ、ハリーポッターは児童書、指輪物語は児童書ではありません、ファンタジー小説です。ファンタジーは苦手だそうですが、指輪は一度は手に取ってみて下さい。ハリポタやダレン・シャンとは違うと感じると思います。 赤川次郎はライトノベルに近いと言われますし、福井晴敏も広い意味でのライトノベル作家と言ってる本もあります。 >殺人事件が起き、しかもバラバラだったりする 推理小説は大抵そんな事が起きるので、ミステリー系をお読みになった方がいいような…。 ライトノベルっぽいバラバラ殺人が起きる小説をあげてみます。下2作はとりあえずラノベといっておかしくない程度に挿絵がついています。 ・京極夏彦『魍魎の匣』 ライトノベルって言う人もいるけどまあ普通はライトノベルとは言わない百鬼夜行シリーズ3作目。第一作の『姑獲鳥の夏』から読むのをおすすめ。 第二次世界大戦後まもない東京を舞台としたミステリ(推理のしようがないので推理物というには抵抗が)。作中に実体として登場はしないが、個々の作品のタイトルには必ず妖怪の名が冠せられており、その妖怪に関連して起こる様々な奇怪な事件を「京極堂」こと中禅寺秋彦が「憑き物落とし」として解決する様を描く。 ・桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』 ライトノベルレーベルから刊行されたものを一般文芸として売り出された作品。 ・上遠野浩平『しずるさんと偏屈な死者たち』富士見ミステリー文庫 とある病院に入院しているしずるさんは謎めいた事件が大好きで、いつもお見舞いに来てくれるよーちゃんが調べてきてくれた事件を次々と解明していく。しずるさんシリーズ3冊の中のどれかにバラバラがあった筈。 上遠野作品としてはあまり好きではないのですが。バラバラになったかは曖昧ですがブギー・ポップシリーズの方がおすすめです。浮ついた雰囲気はないですがまさしく「若年層向けの小説」という気がしました。 ライトノベル http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%AB 日本の近現代文学史 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%BF%91%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%87%E5%AD%A6%E5%8F%B2#.E5.B9.B3.E6.88.9010.E5.B9.B4.E4.BB.A3.E3.81.AE.E6.96.87.E5.AD.A6
質問者からのお礼コメント
解決が遅くなりましたが、一番にとても詳しい解説をしてくれたので、ベストアンサーに選ばせて頂きました。ありがとうございました。また質問するかもしれませんが、宜しくご教授下さい。
お礼日時:2010/10/13 14:02