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新古今和歌集について 藤原俊成の 思ひあまり そなたの空を ながむれば 霞を...

baseballmiracleさん

2011/1/2910:00:10

新古今和歌集について

藤原俊成の

思ひあまり そなたの空を ながむれば 霞を分けて 春雨ぞ降る

の歌の意味や修辞法、品詞など教えて下さい!

お願いします。

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編集あり2011/1/2913:41:05

思ひあまりそなたの空をながむれば霞を分けて春雨ぞ降る 藤原俊成,

詞書(歌の前の説明書)は

「雨の降る日女に遣はしける」(訳:雨の降る日に女性に詠んで贈った)

歌の意味)恋しさに耐えきれず,貴女の居る方の空を見入っていると,立ちこめた霞を分けて春雨が降る事です.

修辞法:『春雨』は『涙』の比喩.

その他に縁語等の修辞法は有りません.

但し,「思ひかねそなたの空をながむればただ山の端にかかる白雲 藤原忠通」を意識したか,とも考えられますが,『本歌取り』とまで書いてある本は有りません.

「品詞分解:思ひあまり/そなた/の/空/を/ながむれ/ば/霞/を/分け/て/春雨/ぞ/降る」

思ひあまり:ラ行四段活用動詞『思ひあまる(意味:思い悩んで心の中で処理しきれなくなる)』の連用形,
そなた:指示代名詞,(意味:そちら),
の:所有,所属,範囲の意味の格助詞,
ながむれ:マ行下二段活用動詞『ながむ(意味:感情を込めてじっと見つめる)』の己然形,(念の為,『ながむ』の活用は,め/め/む/むる/むれ/めよ,です)
ば:順接の接続助詞,
霞:名詞,
を:格助詞,
分け:カ行四段活用の動詞『分く』の己然形,
て:順接の接続助詞,
春雨:名詞,
ぞ:強調の係助詞,
降る:ラ行四段活用の動詞『降る』の連体形,
* 「ぞ〜降る」は係り結び,

参考文献:『新古今和歌集』岩波書店,日本古典文学大系,同・新日本古典文学大系,小学館・全集,集成(新潮),全集(筑摩書房),全書(朝日新聞社),名歌評釈(非凡閣)

*特に名歌評釈には,「掛詞縁語の技巧をたいして施していないところやはり俊成の歌風がはつきりしてゐる」との注釈有り.

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ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

2011/1/2914:32:20

「恋しさの思いが積もりつもったあまり あなたの住むあたりの空を眺めて 思いにふけっていると
その空の霞を分けて(ふたりの仲を分けるように)春雨が降って いよいよ寂しさをつのらせる」

すなおな歌ですが 修辞法としては 「霞を分ける」に「二人の仲を分ける」が かかっていることと
「春雨ぞ降る」が係り結びになっていることです。

思ひ 四段活用 動詞 連用形
あまり 四段活用 動詞 連用形
そなた 方角を示す指示代名詞
の 格助詞
空 名詞
を 格助詞
ながむれ 下二段活用 動詞 已然形
ば 接続助詞
霞 名詞
を 格助詞
分け 下一段活用 動詞 連用形
て 接続助詞
春雨 名詞
ぞ 係助詞
降る 四段活用 動詞 連体形

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