災害や人身事故などで大きな遅れが出た場合（おおむね１０時間以上）、そのままだと旅客列車や定時運転している貨物列車の間を縫って運転しなくてはならず、また更に災害などで遅れが増大する可能性があると輸送指令員によるダイヤ調整が煩雑になります。 ２４時間手配とは、どこか途中駅で運転中止して留置手配した後、翌日の同じ列車のダイヤに乗せて運転再開するものです。 代わりにその日は始発駅から留置してある駅までを運休とします。 当然ながら荷物は２４時間遅れで届くので、急ぎの荷物がある場合は取り卸しが可能な駅で下ろした上で２４時間手配を行います。 貨物列車は２４時間近く走って折り返すのも多いので、そのまま走っていると折り返しの列車が遅れ、更に折り返しが遅れるという感じで何日も遅れを引きずってしまいます。 急を要する荷物がなく荷主との調整もできれば２４時間手配にしたほうが翌日以降の影響を最小限にできますね。