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土器について質問です。

xsw********さん

2011/2/823:06:26

土器について質問です。

縄文土器、弥生土器、土師器、須恵器、陶器、磁器

この中で、直接火にかけて使えるものと使えないものの区別、またその理由を(わかりやすく)科学的に教えていただけますか?

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kar********さん

編集あり2011/2/1223:22:38

直接火にかけて使うものは、縄文土器深鉢および弥生土器・土師器の甕です。
あとまぁ、土師器の移動式竃(かまど)や中近世の「焙烙」もあります。

他は総て直接火に掛けません。
※須恵器には甑(こしき)があるけれども、間に鍋や甕があるので直接火にかからない。


さて須恵器・陶器・磁器を火に掛けない関係についてですが。
これらは再度火にかけると脆くなる性質がある為です。

上記三者は還元炎焼成といって、焼成後に窯の内部を一酸化炭素で充満させています。
物質の中で最も吸着力の強い一酸化炭素は、土器内部の酸素を奪って二酸化炭素となるのですが、その関係で粘土内部の酸素が奪われ、鉄分の色を呈します。
※須恵器の器面が青灰色~灰色となるのはこの為とされる。

すなわち、火に掛けるというのは酸化炎焼成といって、再度粘土内の鉄分を酸化させることになるのです。
そうなると、火に当たった部分が化学変化を起こすので脆くなります。

上記の関係については、以下リンクを参照下さい。
・須恵器って何ですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1155098486


また須恵器・陶器は、保温性に優れているものの、熱を通す機能(熱伝導率)は土師器よりも劣る側面があります。
古代末~中世になると熱伝導率の優れた鉄製鍋が増加することも、須恵器・陶器を火に掛けないことと関連があります。

ちなみに磁器は近世以降になって一般化(日本の場合)するので、外して考えてもいいでしょう。
基本的に施釉を行う陶器・磁器に火を掛ければ、当然器面の釉薬が剥げたり、煤でボロボロになりますので。


【追記】
エンゴロについては、当方も数万点以上実見しています。
※有田焼・瀬戸焼・丹波焼・京焼・姫谷焼・萩焼など。

その経験から言うと、何度も焼成するうち器面が脆くなることが非常に多いのです。
ほか、土鍋など何度も使うと器面が割れていきます。

それと陶器の一部が酸化炎焼成だという点を忘れていました。
お詫びして訂正し、貴重な意見として承ります。

ただし酸化炎焼成が一般的だとは思いません。
備前焼などは還元炎を多用しますし、江戸後期の肥前陶磁にある広東椀を納めるエンゴロなどは還元炎に伴う窯内の変化を考慮した形状になっていることは良く知られています。



それと今回の質問内容を見るに、電気窯などの現代陶芸に関するものは恐らく必要ないでしょう。
縄文土器・弥生土器・須恵器…となっているのですから、素焼きのものや古窯関連の技術が一番重要になっていると考えます。

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yam********さん

編集あり2011/2/1201:25:11

火にかけられるのは、気泡が一定の割合以上あり、火が当たる部分に施釉がないことが条件であると思います。
土器が火にかけられるのは、粘土に気泡が多いため耐火性があるためです。陶器は総称であるため何ともいえませんが、土鍋は陶器の一種ですよ。
磁器は粘土に気泡が全くなく、焼き締まっているため直接火にかけることはできません。

還元焼成されたものが火にかけられないのは、還元状態にすると焼き締まりすぎるからのようです。
還元すると耐火性が失われるなら、還元焼成を行った窯のサヤ鉢(エンゴロ)は耐火性を失うことになりますがそんなことはありませんね。
また、磁器や陶器は酸化焼成のものもあります。陶器は酸化焼成が一般的ですし、電気窯は特殊なものを除いて全て酸化焼成ということになります。

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