人間の髪が、てっぺんかおでこから禿げるのはどうしてでしょうか。 たまには後頭部から禿げはじめる人がいてもいい気がしますが。
人間の髪が、てっぺんかおでこから禿げるのはどうしてでしょうか。 たまには後頭部から禿げはじめる人がいてもいい気がしますが。
薄毛、抜け毛・10,878閲覧・25
1人が共感しています
ベストアンサー
長文失礼致します。 禿げ、薄毛の「男性型脱毛症」の人は、 前頭部と頭頂部に、禿げ、薄毛が見られ、 側頭部や後頭部には髪が残っている人が大多数を占めています。 その要因は、 『AGA』と深い関係があるのです。 『前頭部』『頭頂部』は、 男性ホルモンに支配されている部位なのです。 更に、AGAの要因の一つ、 【DHT】の悪影響を受け、 最も脱毛症状がおきやすいのが、 『前頭部』『頭頂部』なのです。 いわゆる「ノック禿げ」と言われる状態ですね。 では【DHT】とは何か? 誰もが体内に「テストステロン」という男性ホルモンを有しています。、 その「テストステロン」に、 頭皮の毛乳頭内にある、 悪玉『5αリダクターゼ』という還元酵素が結びつくことによって、変異したホルモンが、 『DHT』Dihydrotestosteroneの略(ジヒドロテストステロン)という 「強力な脱毛ホルモン」なのです。 更には…… 頭皮の毛乳頭細胞にある 『男性ホルモン受容体』に『DHT』が結合すると、 〔サイトカイン(TGF-β)〕という 『脱毛タンパク』が生成され、 それが、髪の『ヘアサイクル』を狂わせ、 髪の寿命が一気に縮まります。 『ヘアサイクル』とは何か? 髪の毛1本1本には寿命があります。 髪の毛は、伸びては抜け、また新しく生えることを繰り返しています。 これを『ヘアサイクル』と呼びます。 『ヘアサイクル』には、 「成長期」・「退行期」・「休止期」があり、 このうち「成長期」(髪が成長する期間)が一番長く、通常2~6年間続きます。 しかし、頭皮内で『DHT』が増加し、それに伴い、 前述した『脱毛タンパク』(サイトカインTGF-β)が増殖すると、 ヘアサイクルの「成長期」が急速に縮まり、 すぐに「退行期」(脱毛期間)へと誘導されてしまいます。 それによって、髪を作り出す「毛包」の成長が不十分になり、 やがて、髪の毛が「軟毛化」し、 髪が十分に成長する前に、 細く短い毛のまま抜け落ちてしまいます。 ■:そして、男性ホルモンに支配されている、 『前頭部』『頭頂部』が、 最もこの悪影響を受けやすいのです。 ……これら一連の悪循環が続き、 薄毛が進行していく症状が【AGA】なのです。 ご参考になれば幸いです。
6人がナイス!しています
質問者からのお礼コメント
皆さんありがとうございました。
お礼日時:2011/5/1 22:37