ここから本文です

「歴史にもしもはない」って

blueskagawaさん

2011/5/1501:38:14

「歴史にもしもはない」って

ふとした疑問です。深い意味はありません。
歴史にもしもはないってよく聞きます。
1.誰が言い出したのでしょう?
2.どういう意味でしょう?

歴史を勉強していると、「もしも~なら?」って普通思っちゃいますよね。例えば、もしもオーストリアの皇太子暗殺に失敗していたら?とか・・・。それでもいつかは世界大戦が起こっていたはずだ、というならそれはわかります。ヒトラーがいなくても、いずれは第二次大戦がおこっていたかもしれません。
でもなぁ・・・という気持ちもあります。
「もしも」がないなら、それは数学の方程式のように割り出せるもの、という前提なのでしょうか。変数は結局今の科学では証明できないだけで、すべてはそうなるようにできていた、ということでしょうか。何か怖いのですが・・・。

結局、「歴史にもしもはない」←そんなことないよね!って感じただけなのです。

補足ご回答、ありがとうございます。
ひっかかったのが、歴史を「過去だから」と切り捨ててしまうのなら、何のために学ぶのか?と感じたからです。wwⅠもwwⅡも変数は異なるんだけど、歴史から学べるのは、「もしも・・・」の部分も大きいのじゃないでしょうか。なんというか・・・ただの「過去」なら学ぶ必要はない、そう思いませんか?
そうすると、「客観性に欠けるから、本当の歴史にならない」・・・。歴史って難しいですね。

閲覧数:
995
回答数:
7

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

thor1203さん

編集あり2011/5/1515:58:54

これについては私も色々考え質問したこともあります。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1312531248
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1135148796
結局の所、エドワード・ハレット・カー著 岩波書店『歴史とは何か』について書かれた内容からこの考え方が始まっているようです。

私自身、この本を読んではみたのですが、
この本ではカーは「正確であると言って歴史家を賞賛するのは、よく乾燥した木材を工事に用いたとか上手く混ぜたコンクリートを用いたとか言って建築家を賞賛するようなものであります」と言っているのです。
つまりは「歴史とは事実の積み重ねではなく事実の原因を探る探求である」と書かれている。

かなり丹念に読み進めたのですが、
「起きた事」と「起きなかった事」を比較検討するという歴史理解の方法論を否定しているようには全く見えない、
むしろ賞賛しているように思える。
どう読んでも「歴史にifは重要だ」と言っているのです。

だが143ページになって急に前言が翻ります。
どうもこの時期、カーのロシア革命の研究で、革命に不利な現象が起きたら革命が起きなかった可能性があったのではないか?という仮定を考慮に入れていないという批判があったようなのです。
それに対しカーは、「なぜ彼等の快い夢が実現しなかったかを説明しなければならないのか」といった批判で議論を打ち切っている。

読んでいて思ったのは、どうもこの人物はかなり傲慢な考え方をする人間なのではないか。
自分のような優秀な歴史家なら歴史のifを正しく使えるが、私を批判するような無能な人間はifを正しく使えない、だから無視すべきだ。そう言ってるように思える。

そして他のエドワード・ハレット・カーの著書「新しい社会」「ボリシェヴィキ革命」「コミンテルンの黄昏」などを読み進めてみました。
で、だいたい分かったのですが、
この人、共産主義者なんですね、マルクス史学者なのです。
ロシア革命を無条件で賞賛している、さすがにスターリンがやった悪行を否定できる時期にはいないのですが、徹頭徹尾ロシア革命とは別次元の個人的な問題だと分けています。
どうもスターリン批判自体もなるべく避けて話を進めていますね、そうやってかなり無理矢理にソ連という国家体制を賞賛しています。

最近でこそマルクス史学者は絶滅していますが、このカーが歴史学者として活躍した時代はちょうどスターリン批判が始まった頃、つまりマルクス学全盛にいきなりハシゴが外された時期になります。
今では考えられませんが、この当時は資本主義はいずれ滅びソ連や中国や北朝鮮のような共産主義が世界を席巻するだろうと言われていました。
マルクス史学はまさに最先端の学問でどこでも引っ張りだこだった、
そこにスターリンの悪行が世界中に宣伝されいきなり説得力が地に落ちた。

おそらくこのカーもこれからというところでハシゴを外されたクチなのでしょう。
スターリンはあくまで個人的なイレギュラーで、共産主義は歴史的な必然で新しい社会はマルキシズムだと説明するしか彼に生きる道はなかった。
もちろん彼の考えは間違っていました、共産主義はその後もジリジリと衰微し、ソ連の崩壊と共にマルキシズムも消滅していったのです。
共産主義は完全に歴史の遺物となり、史学はもちろん経済学も消滅し、今では独裁国家や小さな政党に僅かに支持者が残っているダケの状態に成り果てています。

だが思わぬところで彼の影響が僅かに残った。
もはや誰が言ったのかということすら忘れ去られた言葉が、極東の島国で残っていたのです。
それを考えると、なるほど歴史とは不思議なものだと思えてきます。

質問した人からのコメント

2011/5/17 00:17:03

皆様、ありがとうございました。「歴史にもしもはある」自分の結論はこれで良いです。みんな、自分なりの解釈をしていたのですね♪
thor1203さんの話、個性的ですが興味深かったのでベストアンサーにさせていただきました。

ベストアンサー以外の回答

1〜5件/6件中

並び替え:回答日時の
新しい順
|古い順

exenorthさん

2011/5/1523:52:23

「歴史にもしもはない」って誰が言い出したのでしょう?
これは、私も知らないです。

どういう意味でしょう?
歴史とは、地面の地層のようなものですその代表が年表です。
結果が出てしまってるのだから、もしもは存在しません。
何か新発見がない限り書き換えることは出来ないということです。

歴史から学べるのは、「もしも・・・」の部分も大きいのじゃないでしょうか。
ですが、これは私もそうだと思います。
同じ過ちを繰り返さない為にも必要だなんて思ったりもしますが、悲しいかな貴方の云うとおり現代に至るまで人類の歴史は変数と時を変えての繰り返しというのが実情です。

私としては、過去の歴史にもしもはないが、これから先の未来の歴史にはもしもがあるのではないでしょうか?なんて思ってます。

2011/5/1512:53:29

解答には及びませんが。
「歴史にもしもはない」という文句は、歌謡曲の「あなた(君、おまえ)に会えて良かった」のごとく。
こう謳っておけば、それらしく、さもありなんな呪文的な印象です。

歴史好きの端くれの小生も「歴史にもしもはない」を、例に漏れず使用した事がありますが。
正直、自分にはしっくりこなかったので、以後、使うまい使うまいと念じる次第です。(^^;;

並びに、様々な「もしも~だったら?」の質問を目にする度に、神様に試されてる気がしてなりません。(^^;;

itoku888さん

2011/5/1510:49:57

私たちは歴史の差の場におらず、残された史料だけで考えていますので、「もし」を完全に考察しとおすことはできません。

さらに、質の低い的外れな考察がまかり通ることになります。

ですから、「もし」を考えることは基本的にタブーなのです。
もちろん、以上の制約をわきまえたうえで正しく「もし」を限られた範囲で考察することは、歴史を理解するうえで重要です。

過去なら学ぶ必要がないというのなら、極端に言って理科でやっている実験は何のためにやっているのでしょう?「この実験結果は過去だから」と言ってすべて切り捨てますか?そうではないでしょう。

「誰かに起きたことは自分にも起こりうる」ということです。もちろんきわめて複雑な現象ですので全く同じ条件では再現はしません(考察が甘いと似たような現象が全く別な結果になることを予知できないこともあります)。

2011/5/1502:35:02

「もしも」を考えること自体は歴史を探求する重要な手段だと思います。

ただ後知恵で「もしもこうしていたらうまく行ったのに」とその時代の限界の中で精一杯にやった先人を見下ろす人間(歴史オタに多いですよね)に対する戒めで言われた言葉だと思います。


こうした高い立場に立つ批判、および事態を十分に見通しての称讃や非難は、それだけではわれわれの感情を傷つけるものではないが、ただ、批評家が傲慢になって事件の完全な洞察によって得た一切の知恵をあたかも彼独自の才能であるかのような調子で語るとき、初めてわれわれの感情は傷つけられるのである。こうした欺瞞は極めて浅はかなものであるが、人は虚栄心にかられてややもすれば、こうした欺瞞を弄しがちであるから、他人の不興を買うこともまた当然である。
(カール・フォン・クラウゼヴィッツ『戦争論 上』中公文庫p226)

tack8086さん

2011/5/1501:43:42

要するに、すでに起こった事なので、「もしも~」と言ったところで変わるはずが無く考えるだけ無駄だという事です。

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問や知恵ノートは選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。