ここから本文です

抗体の多様性を可能にする遺伝子再構成が理解できません。 ご存知の方よろしかっ...

whi********さん

2011/6/1219:47:10

抗体の多様性を可能にする遺伝子再構成が理解できません。
ご存知の方よろしかったら、専門的な用語を用い解りやすく教えて下さい。
V(可変領域)とC(定常領域)の複数あるものからVとCのそれぞれ1つが組み合わされ、その組み立てられたものが遺伝子再構成なのでしょうか?
↑書いてはみましたが全然理解出来てません。汗
あっていないかもしれませんし..。
解りやすい例とかがあると助かるのですが..。よろしくお願いいたします(;_;)

閲覧数:
21,377
回答数:
1
お礼:
100枚

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

ash********さん

2011/6/1220:43:00

まず、遺伝子再構成はB細胞に分化する前の幹細胞で行われます。



可変領域のタンパク質構成が異なることで抗体の多様性が可能となっています。



H鎖の可変領域をコードする遺伝子は、
VH遺伝子部分、DH遺伝子部分、JH遺伝子部分の3つに分かれていて、
この3つの遺伝子部分にそれぞれ、
可変領域の遺伝子断片が複数個コードされています。

抗体を産生するB細胞のH鎖可変領域の遺伝子は、
VH遺伝子部分にコードされているいくつかの遺伝子断片の中から1種類、
DH遺伝子部分から1種類、
JH遺伝子部分から1種類が選ばれて、
それが組み立てられてつくられます。

VH遺伝子部分に50の遺伝子断片、
DH遺伝子部分に30の遺伝子断片、
JH遺伝子部分に6種類の遺伝子断片があるとすると、(あくまで仮定です)
その組み合わせは50×30×6 = 9000種類となります。


L鎖可変領域をコードする遺伝子は、
H鎖よりも少なく、
VL遺伝子部分、JL遺伝子部分の2つの部分に分かれています。

同じようにVL遺伝子部分に35の遺伝子断片、
DL遺伝子部分に5つの遺伝子断片があるとすると、(これまた仮定です)
その組み合わせは35×5 = 175種類となります。

そして、9000種類のH鎖と175種類のL鎖の組み合わせは
9000×175 = 150万種類以上となります。

このように、
H鎖のV、D、J、
L鎖のVとJの遺伝子断片の組み合わせで
多様な遺伝子をもつB細胞ができ、
それぞれ異なった種類のB細胞が
それぞれ異なった抗体を作ることで多様な抗体がつくられます。

これをV(D)J遺伝子再構成といい、主にヒトやマウスでみられます。


一度遺伝子再構成が行われたB細胞は
それ以降1種類の抗体しか作れません。

いわば、専門職ですね。

このインフルエンザウイルスはこのB細胞が担当、
別の型のインフルエンザウイルスは別のB細胞が担当、
といった感じです。




ちなみに、
この抗体の遺伝子レベルでの多様性の仕組みは
日本人の利根川進により解明され、
1987年にノーベル生理医学賞を受賞しています。

質問した人からのコメント

2011/6/19 14:39:48

降参 ありがとうございます

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる