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民法の回復請求(193条)と占有回収の訴え(200条)の違いがどうしても分かりま...

ghf********さん

2011/9/2514:24:57

民法の回復請求(193条)と占有回収の訴え(200条)の違いがどうしても分かりません。(これと同じような質問のスレを見たのですが、理解できませでした。)
違いをとても分かりやすく教えて下さい。

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ベストアンサーに選ばれた回答

koe********さん

2011/9/3006:10:56

民法193条の条文には前条の場合においてとあります。
前条の場合とは即時取得の事を指しており、つまり193条は所有権(本権)の訴えにあてはまる条文です。
一方、200条は占有回収の訴えなので、名前の通り占有権に基づく訴えです。

例えばAのパソコンをBが盗んだ後に、そのままBがCに売った場合をイメージしてください。Cは善意であれば即時取得が認められますよね。
この時点でCは所有権者であり占有権者でもあります。しかしこのままでは盗難にあったAがかわいそうなので、救済としてこれらの条文が定めてあります。

そして先程193条は所有権の訴えで200条は占有権の訴えと説明しました。

193条
前条の場合において、占有物が盗品又は遺失物であるときは、被害者又は遺失者は、盗難又は遺失の時から2年間、占有者に対してその物の回復を請求することができる。

例文に当てはめると、Cが善意であってもパソコンが盗品であれば、盗難があった時から2年間AはCに対して返還請求ができると解釈できます。

続いて200条1項
占有者がその占有を奪われたときは、占有回収の訴えにより、その物の返還及び損害の賠償を請求することができる。

200条2項
占有回収の訴えは、占有を侵奪した者の特定承継人に対して提起することができない。ただし、その承継人が侵奪の事実を知っていたときは、この限りでない。

1項は占有を奪われたときはとあります。直接占有を奪ったのはBなので、占有回収の訴えはBに対してしていく事ができると解釈します。
2項では特定承継人に対して占有回収の訴えはできないとある以上、Cに対して盗品だという事実を知っている時を除いては占有回収の訴えはできないと解釈できます。

つまり占有回収の訴えはBに対しては当然にできますが、Cは悪意であればできますが善意ならできないとしています。

これらの条文からするとAは・・・
200条の占有回収の訴えは、Bに対してできますが既にCに譲渡しているので意味がない。そしてCに対して占有回収の訴えは、善意なので200条2項によって提起できない。だが、193条を使えば2年間返還請求できます。
もっともBからCに譲渡されていない場合は、193条も200条1項もどちらでも提起していけるという事になります。

言い忘れていましたが、193条は2年ですが占有回収の訴えは占有を奪われてから1年以内に提起しければいけません。
これも193条と200条の違いです。

質問した人からのコメント

2011/10/2 19:03:07

降参 回答ありがとうございました。とても分かりやすく、解説も丁寧で分かりやすかったです。

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