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ユネスコの世界遺産登録作業と「利権」は 何か悪い意味でリンクしているのです...

kaj********さん

2012/4/1608:58:07

ユネスコの世界遺産登録作業と「利権」は

何か悪い意味でリンクしているのですか?

内部の事知ってる方教えて下さい。

補足丁寧なご回答ありがとうございます!

中には色々な人がいるかもしれませんが、

クリーンなところであると信じたいです。

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ベストアンサーに選ばれた回答

ind********さん

2012/4/1621:32:52

UNESCOの世界遺産事業を支援・補完する外部協力団体に在籍していた者です。
まずUNESCOの世界遺産に関連する機関・部署から説明しますと、世界遺産センターというセクションがあり、約100名程の職員が働いております。大半は国連職員身分ですが、NGOなどの支援ボランティアも含まれます。ここでの業務は登録済み世界遺産の管理把握が主となり、直接登録に関与はしていません。
登録作業は物件を推薦してきた国に対し、UNESCOが委託する非営利の学術的団体に所属する研究者が現地入りして審査します。この結果を基に、年一回開催される世界遺産委員会という会議の場で登録の有無が決められます。この委員会は世界遺産条約批准国が持ち回りで選任されるのですが、その委員は概ね外交官出身者で、文化遺産なり自然遺産なりの学術的価値を判断する知識は持ち合わせていません。委員会では申請国の候補地に対する法的保護根拠が適切であるかなどを審査します。
世界遺産センター職員の給料は国連から支給、つまりは国連加盟国が納付する供託金から。世界遺産委員会の委員の手当ては母国から給付されています。また世界遺産登録に当たって登録料などは一切徴収されません。逆に登録されてもUNESCOから補助金が付与されることもないので、おこぼれに与れることもありません。さらに世界遺産に限らず国連の事業には厳しい外部監査が付きまといます。従ってご質問の「利権」というものは存在しないと言えます。
強いてあげるなら、事前審査で現地入りする専門家が接待攻勢に遇う程度でしょうが、最近は世界遺産登録可否に衆目が集まり、同行記者団もいることからあからさまな買収は難しいです。
登録作業ではなく、登録による利権ということであれば、諸外国においては開発が認められない登録エリアに隣接する一等地を予め買収しておきリゾート開発するディベロッパーがいたり、登録に当たり周辺が保護区域として国に接収されることを見越して土地を買いあさる地上げ屋まがいの不動産業者がいたりはします。国内においては登録で発生する国からの助成金(主としてアクセス道整備等に関する国土交通省の予算)を当て込む土建屋が介在することはありますね。

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