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>お粥とおじやと雑炊とリゾットの違いを お粥は水を多くして炊いた柔らかい飯です。 水の割合によって、全がゆ=米1:水5、七分がゆ=米1:水7、五分がゆ=米1:水10、三分がゆ=米1:水20などのバリエーションがあります。具なしの白粥、さつま芋を入れた芋粥、ほうじ茶で炊いた茶粥などもあります。 おじやは雑炊の女房詞と言われています。「じやじや」と煮る音に因む。「雑炊」も「おじや」も意味は同じ。 関東でおじや、関西で雑炊というとする説もあります。 料理屋などではこだわって呼び方を決めていることはあるかもしれません。 家庭では自由ですが、家庭の鍋物の残り汁で作るのは「具なし雑炊」「具なしおじや」と呼ぶべきかも。 リゾットはイタリア雑炊とでもいうべき米料理です。調理法は雑炊とは異なりますが。 ------ 『改訂 調理用語辞典』 (全国調理師養成施設協会編) かゆ 【粥】 普通の飯より水分を多くして炊いたやわらかい飯の総称。昔は,強飯(こわいい)と呼ばれる蒸した飯が一般的で,釜で炊いた飯はすべてかゆと称され,現在の飯を固粥,かゆを汁粥と呼んで区別していた。 かゆは,口当たりがよく消化もよいので,通常は病人食や老人・幼児食などに用いられている。 料理屋などでは,かゆにイクラ,サケ,たらこ等を入れ,香りにミツバ,セリ,ユズ,木の芽,粉ざんしょう等を使ったものを献立の食事代わりとして出すこともある。<以下略> おじや =ぞうすい ぞうすい 【雑炊】 飯に魚介類や野菜を加えて,しょうゆ味やみそ味などで炊き上げたもの。古くは増水と書いた。材料のかさを水で増すという意味で.節米を目的としたものであることがうかがえる。増水に野菜や魚介類などの具が加えられるようになり,雑炊の字を当てるようになった。 加える具は,うずら肉,かも肉,鶏肉,エビ,カニ,スッポン,フグ,カキ,貝柱,ニラ,ナメコ,シイタケ,ダイコン,ニンジンなど。飯はいったん洗い,粘りを取り除いてから用い,粘り気を出さないようにさらりと炊き上げる。 おじやともいう。 リゾット [(伊) risotto] イタリアの代表的な米料理。米にブイヨンを少なめに含ませて,とろりとかたく仕上げるのが特徴。 タマネギのみじん切りをバターとオリーブ油で炒め,米を加えてさらに炒める。油がなじんだらブイヨンを少しずつ注ぎ,かき混ぜながら煮る。煮上がったら,鍋を火からおろし,バター,おろしたパルメザンチーズなどを振りかけ,手早く混ぜ合わせて仕上げる。野菜やハムを入れたり,サフランで風味づけするなど応用例は多い。 ------ 『たべもの起源辞典』 (岡田哲、東京堂出版) ぞうすい (雑炊) 白粥に,魚介や野菜を入れて,塩・醤油・味噌で味付けした粥。古くは雑炊と書く。雑炊には,水を増して粥にするという意味がある。もともとは 啼(こながき)のこと。穀物の粉に,水を加えて炊き上げたもので,補食や薬食に供した。 江戸中期の『物類称呼』1775年(安永4)によると,さまざまな呼び名があり,ふくわかし・びょうたれ・みそづ・にまぜ・いれめしとある。女房詞でおじや・おみそうづともいう。一般には,関東でおじや,関西で雑炊という。 塩を加えないものを粥,加えたものを雑炊と称する。平安中期の『延喜式』725年(延長5)に,七草粥がある。京都では1月7日に,ふくわかし(塩雑炊)を作る。足利将軍家では,味噌を加えた7種類のみそうづを作り祝ったという。 ぞうすいの具は千差万別で,それぞれに特徴があり,カモ・鶏肉・小鳥・クジラ・エビ・カニ・豆腐・モズク・スッポン・フグ・カキ・貝柱・ミツバ・セリ・ヨメナ・ニラ・ナメコ・シイタケ・ナスビ・カブ・ダイコン・ニンジンを用いる。 ------
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質問者からのお礼コメント
ありがとうございました! 詳しくてわかりやすかったです!
お礼日時:2012/6/24 16:10