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伊勢物語の芥川の口語訳を教えて下さい。

kas********さん

2012/9/216:21:32

伊勢物語の芥川の口語訳を教えて下さい。

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ベストアンサーに選ばれた回答

那古都さん

2012/9/222:25:50

【原文】
昔、男ありけり。女のえ得まじかりけるを、
年を経てよばひわたりけるを、からうじて盗み出でて、
いと暗きに来けり。
芥川といふ川を率て行きければ、草の上に置きたりける露を、
「かれは何ぞ。」なむ男に問ひける。
行くさき多く、夜もふけにければ、鬼ある所とも知らで、
神さへいといみじう鳴り、雨もいたう降りければ、
あばらなる蔵に、女をば奥に押し入れて、男、弓、胡簶を
負ひて戸口にをり。
はや夜も明けなむと思ひつつゐたりけるに、
鬼はや一口に食ひてけり。
「あなや。」と言ひけれど、神鳴る騒ぎにえ聞かざりけり。
やうやう夜も明けゆくに、見れば率て来し女もなし。
足ずりをして泣けどもかひなし。

白玉か 何とぞ人の 問ひしとき 露と答えて 消えなましものを

※胡簶=やなぐいと読みます。
弓などを入れるかごで、宮廷に仕える武官だけが持てます。

【口語訳】
昔、男がいた。
手に入れられそうもなかった女に長年、求婚し続けてきた。
やっとのことで盗み出して、とても暗いところに来た。
芥川という川に来て、草の上にあった露を指して、
「あれは何ですか?」と(女は)男に聞いた。
行き先は遠く、夜も更けてきたので、
鬼のいるところとも知らずに雷もひどく鳴り、
雨もすごく降ってきたので、ぼろぼろの蔵の奥に女を入れ、
男は弓を持って戸口に立った。
「早く夜が明けないか」と思っていたころ、
鬼は女を一口で食べてしまった。
「助けて。」と言ったが、雷がひどく鳴っていて聞こえなかった。
だんだん夜も明けて戸口を開けて見てみたが、
連れてきた女もいなかった。
地団駄を踏んで泣いたが、意味がない。

「あの光る白玉は何ですか?」とあの人(女)が尋ねたとき、
「あれは露ですよ。」と答えて自分も消えてしまえばよかった。

こんな感じですね。学校の授業でやったので間違いないと思います。
ちなみに…文章中に「よばひわたりけるを」とありますが、
終止形は「よばふ」で、連用形の「よばひ」は
「夜這い」の語源となったものです。
呼び続けるという意味もあるのですが、「求婚」という意味もあります。

「白玉か」の和歌のあとに続きがあります。
鬼の正体、盗み出した女性の正体がわかります。

男のモデルは在原業平で有名ですが、
芥川の盗まれた女性は藤原高子(ふじわらのたかいこ)という人が
モデルになっているという説があります。

なぜ「かれは何ぞ。」と男に聞いたかも実はここにあります。

他に質問があれば補足でお答えします!

質問した人からのコメント

2012/9/2 22:27:55

降参 ご丁寧にありがとうございます!!

頑張って勉強します!

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