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バッハの音楽の作風と聴く姿勢(?)について質問があります。 どうか御助言お願...

tok********さん

2013/2/2811:25:11

バッハの音楽の作風と聴く姿勢(?)について質問があります。

どうか御助言お願いします。

バッハの「無伴奏チェロ組曲」のシリーズは、ブランデンブルグ協奏曲や数あるオルガン曲(トッカータとフーガや目覚めよと呼ぶ声あり等)と比較したら、

ガラッと作風が違いますよね?

なんて言えばいいのか分からないけど、「無伴奏チェロ」あたりの作風の楽曲は、いかにも抽象的なフランスの音楽家ドビュッシーやラヴェルがいかにも影響受けたな~みたいな感じです。(私はそう感じました)

「無伴奏チェロ組曲」「無伴奏ヴァイオリン」等は非常に掴めなくて聴いていて難しいんです。

ガラリと違う作風を生むのがバッハのまたひと味違う天才なんだと舌を巻きますが…。

私はどちらといえば、古典派、ロマン派でバロックではヘンデルやバッハが好きです。

だけどバッハの作品によっては「無伴奏チェロ組曲」みたいなガラリと作風が変わるものもあって、まるで感情とも情景とも異なり、難しくて頭を抱えます。
(ロマン派は情景や感情が多いですよね)

無伴奏チェロ組曲はどうやって楽しめばいいのか分かりません。

バッハのブランデンブルグ協奏曲、2つのヴァイオリンのための協奏曲、オルガン曲は大好きです。

でも無伴奏チェロ組曲系はあまりにも作風が違うんです。

無伴奏チェロ組曲は何故、あんなに作風が違うのか?

どういう感じで聴けばいいのか…本当に難しいです。


馬鹿げた事を質問して申し訳ありません。

御助言をどうかお願いします(ToT)

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ベストアンサーに選ばれた回答

2013/2/2820:21:42

大丈夫。無伴奏曲は、取っ付きにくいと感じるのが普通です。

まず、騙されたと思って、これを聴いてみて下さい。
『無伴奏チェロ組曲第1番』(ギターによる演奏)
http://www.youtube.com/watch?v=WDITIjM3TNY
どうです?これなら「難しい」とは感じないでしょう?

では、何が起きたのか説明しましょう。

バロック音楽は、基本的に「旋律線」の絡み合いでできています。それが、古典派からロマン派へと時代を下るにつれて、「線」から「面」へ、輪郭のはっきりしないグラデーション的な表現へと変化していきます。

バッハの無伴奏曲は、1つの旋律楽器によって、複数の「線」の絡み合いを表現しようとするものです。しかし和音楽器ではないため、1本の「線」を弾いているとき、他の「線」は途切れ途切れになり、「点」のようになってしまいます。バッハファンは、その「点」と「点」を自分の頭の中でつないで聴いているのです。

ギターで演奏すると、「点」と「点」とが「線」としてつながって聴こえ、隠されていた和音が和音として響くので、とても取っ付きやすくなるわけです。

これ以外にも3つほどアドバイスを。

①協奏曲からいきなり無伴奏曲に進むのでなく、まず室内楽曲を聴き込んで、「音数の少ない音楽」に耳を慣らしていきましょう。例えば…

『ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調(BWV1023)』
http://www.youtube.com/watch?v=JlujGFWxvjs

『フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調(BWV1030)』
http://www.youtube.com/watch?v=W_gq58FxJzk

②バッハの先輩たちの無伴奏曲にも触れてみて下さい。例えば…

トマス・バルツァー(Thomas Baltzar, 1630頃-1663)
『アルマンドと変奏 ト短調』(ヴァイオリン)
http://www.youtube.com/watch?v=mF4W1k_kSz4

ドメニコ・ガブリエリ(Domenico Gabrielli, 1659-1690)
『リチェルカーレ第6番』(チェロ)
http://www.youtube.com/watch?v=akvSHGd5RpU

マラン・マレ(Marin Marais, 1656-1728)
『Les Voix Humaines(人間の声)』(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
http://www.youtube.com/watch?v=SzLFmgsLr4o

ハインリヒ・ビーバー(Heinrich Ignaz Franz Biber, 1644-1704)
『ロザリオのソナタ』より最終曲:パッサカリア(ヴァイオリン)
http://www.youtube.com/watch?v=HBVX35qecWA

③最後に、これは裏技ですが、無伴奏曲のバックに自然音(水の音や鳥の声)を流すと、不思議なくらい取っ付きやすくなりますよ。お試しあれ。

「自然音」で検索すると色々ヒットします。
http://www.youtube.com/watch?v=tul5eyXwgbo
こういうのと無伴奏ヴァイオリンソナタを同時に聴くわけです。

質問した人からのコメント

2013/3/6 18:51:23

降参 皆様、非常に興味深い話をありがとうございました。色々な見方を分析し、沢山の楽曲紹介して下さったun_poco_tantoさんにBAを進呈します。全て拝見しました。ギターの無伴奏、チェロと違って重厚さが無くて軽やかな感じがしました。そしてBA選べなかった皆様、申し訳ありませんでした、本当にありがとうございました。

ベストアンサー以外の回答

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z27********さん

2013/3/117:45:35

まずバッハのメインは宗教曲があります。そして式典とかで演奏する曲があり、ご家庭で楽しむ室内楽とあって、あと膨大な器楽曲があります。練習曲と言われてるものが多いです。さらにバッハは晩年 音という物理現象を 数学的に組み合わせてパズルのようにして 音が作り出す様々な効果を探ろうとしてます。バッハはポリフォニーの人で多声書式の曲を書きましたが 無伴奏物は 敢えてチェロみたいな基本的に1音しか出さない旋律楽器をつかい それだけで多声書式の音楽を表現しようとした果敢な野心作だと思います。

2013/3/101:36:20

私の場合逆に無伴奏チェロ組曲からバッハに入って、結局自分でチェロを弾くようになったので参考になるか分かりませんが…。
弦楽器の音がお嫌いでなければ、先ずはあまり難しい事は考えずに、素直に弦楽器の音を楽しめば良いのではないでしょうか?
この場合、“精神性”やら何やらで語られる往年の奏者より、特に最近の若い奏者や古楽器の奏者などもっと自由にバッハの音楽に接している人達の方が楽しめると思います。
ただこういう質問を見る度に思うのは“何故そんなに無理に分かろうとするのだろう?”ということです。
ある曲を上手く振れなかったサイモン・ラトルがジュリーニを訪ねて教えを請うた時に、ジュリーニは“いつか曲の方から「あなたに振って欲しい」と言ってくる時がくるから、その時に取り上げればいい”とアドバイスしたそうです。
音楽を聴くのもこれと同じ事だと思いますよ。焦る必要はありません。

neu********さん

2013/2/2814:27:11

こちらの質問と、他の回答者の方々の回答を読ませてもらいながら、ふと思ったのですが、バッハは、絵画に喩えれば、抽象画、静物画、風景画、風俗画、宗教画など様々なジャンルにおいて傑作をものしたのではないでしょうか?そう考えるとさまざまな作風の違いが自分なりには理解できるようにも思います。社交的・名技的な協奏曲や世俗カンタータは、親しみ深い風俗画、風景画になりますし、受難曲、カンタータはもちろん宗教画、そして純器楽的な平均律クラヴィーア曲集や無伴奏ヴァイオリンや無伴奏チェロは、抽象画になるのではないか、などと思いました。

以前に回答させていただいたときには、作風の違いは、バッハが仕えた世俗君主と教会の違いに由来するのではという考えを書かせていただきましたが、たとえばピカソのような多彩な作風の画家の作品でも総合的にピカソとして味わうような感じで、構えずに接すればいいのではないかと思います。

編集あり2013/2/2813:35:18

「聴く姿勢」なんて大げさなことは言わないでください。聴いて好きか嫌いか、だけでいいじゃないですか。なにもバッハの曲全部が好きにならなきゃいけない、なんてことはないでしょう。

とはいえ、バッハの「無伴奏」について、もしかしたらヒントになるかもしれないと思いますので、ひとこと。

私は、バッハの作品は「無伴奏ヴァイオリン」「無伴奏チェロ」「ブランデンブルク協奏曲」「管弦楽組曲」「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」カンタータ、モテットなどなど、どれも好きですね。ただし、オルガン曲は苦手です(ただし、バッハだけではありません)。

もともとバッハの音楽はポリフォニーの音楽ですが、「無伴奏ヴァイオリン」「無伴奏チェロ」は、一つの楽器でポリフォニーの音楽を演奏できるか、という実験みたいなものじゃないかと思います。「無伴奏フルート」だと、このことがかえって良くわかるのではないでしょうかね。

http://www.youtube.com/watch?v=rPL6yX5hG_g

複数の旋律が聞こえてきませんか?

fox********さん

2013/2/2812:45:33

作曲者の個性としてはそんなに違わないと思いますが。
ただし、今まで馴染んできた曲はポリフォニー(多声部から成る音楽)のものが多いようですね。無伴奏チェロ組曲は重音による伴奏も含むモノフォニーの音楽です。したがって、ポリフォニーに多い対位法やハーモニーよりは単旋律が主体となります。そのような作品に慣れていないだけだと思います。
午後の陽だまりの中、紅茶でも飲みながら気楽に聴かれてはいかがでしょうか。
無伴奏曲が単調に思えるのなら、自分の頭の中でピアノ伴奏やオーケストレーションしてみる、といった楽しみ方もあります。

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