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70mmフィルムを用いた1960年代を中心とするハリウッド映画の画質と音質について、...

k15********さん

2013/6/516:35:39

70mmフィルムを用いた1960年代を中心とするハリウッド映画の画質と音質について、同時代の日本映画との違いに驚くとともにいつも感心しています。当時のハリウッドの立つ越した技術力の高さに脱

帽しています。

質問は三つです。
1.品質の高さは、撮影機器の違いとコダックと当時の富士フィルムの実力の違いなのですか。

2.70mmフィルムは、ブローニーフィルムと同じなのですか。フィルムの感動はISO25ぐらいのものを用いたのですか。

2.このハリウッドの70mm映画を、完全な状態でデジタル保存をするには4K(約800万画素)ではまだ不可能と思いますが、8K(約3200万画素)の時代になれば可能なのでしょうか。フィルムの粒子の細かさを超える画素数だと捉えて下さい。

以上、詳しい方お教え下さい。

補足3.このハリウッドの、とすべきところを、

2.このハリウッドの、と書き込んでしまいました。失礼しました。

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tak********さん

2013/6/523:29:13

1.2.には残念ながら完全には答えられません。
ただフィルムメーカーによる違いはないと思います。
あた感度もシーンなどによってフィルムの種類を換えています。
感度が変われば解像度も変わります。
またデジタルの解像度に換算した場合は70ミリフィルムは8Kクラスでも難しいと思います。
ただ映像というのは解像度だけではありません。
階調表現も関わります。その部分ではまだデジタルは全くフィルムには敵いません。
またこと保存という部分ではデジタルはフィルムにまったく敵いません。
ハリウッドのアカデミーが「デジタルジレンマ」「同2」という報告書で「デジタルは新しい規格が出続ける」「デジタルはその都度データを移し替えていく必要がある」などの報告から「フィルムに代わるデジタルの手段は存在しない」と結論づけています。
デジタルはそのデータ自体は半永久的ですがそのメディアには寿命があります。
フィルムが適度な湿度と温度で適切に保管し続ければ500年以上保存が可能と試算されています。
その保存をデジタルで行うにはデータの移し替えなどの費用でフィルムの11倍のコストが掛かると試算されています。
このコストをハリウッドの大手映画会社でも負担はできないと発言しています。
現に去年のアカデミー賞では日本の富士フィルムがこの保存に関して技術賞を受賞しています。
このフィルムは「エテルナRDX」といいアーカイブ用の専用フィルムでモノクロフィルムです。
いくら保存性が高くてもアナログでは色合いは退色していきます。
そのため光の三原色のRGBに分けてその階調データのみ保存するという保存方法です。
そのためこれで保存するにはフィルムが3倍いることになります。
そのままプリントができるわけではなくRGBを統合して元の画像を再現しますがその段階で色を再び与えるので退色の心配がありません。
また日本でも各種の映画を保存している近代美術館は実際にデジタルの保管も考えたそうですが上記理由によりフィルムでの保管をしています。
ただ70ミリの原版フィルムがあってもそれをプリントできる環境がほとんどありません。
ただIMAXカメラというのは35ミリフィルムで70ミリ撮影を可能としています。
これは35ミリフィルムを通常は縦に使うのを横に使うことで70ミリフィルム幅の撮影を可能としておりこれはフィルム自体は35ミリなので一般的なフィルムの現像、プリント環境が使えます。
上記のエテルナRDXもおそらく35ミリフィルムしかないと思いますがこの方法なら70ミリフィルムの保存が可能です。
またもちろんフィルムのほうが保存に向いているといってもあくまで適切な環境で保存しての話です。
特に日本では湿度が高すぎるためただ単に倉庫に置いてあるだけでは劣化は激しくなります。
この劣化はどちらかというと物理的な劣化です。
フィルムは伸縮もしますしそれが進みすぎるとパフォレーションのピッチも変わってしまいデジタルスキャナーやプリンターなどを通らなくなります。
それ以外の傷の補修も必要です。
しかし製作がデジタルに進んだため業界のトップはアメリカ、日本に限らずフィルムはこれからなくなるとしてその技術者の育成をほとんどしていません。
いくら保存ができてもそれを扱えるフィルムの技術者は圧倒的に不足しているという実情があります。
私は幸か不幸かフィルムの撮影からデジタル環境への移行にも対応出来ました。
その上でビデオも机上の勉強ではなく実地で全て学びました。
その関係からフィルムからデジタルに移行して行ったときに上記の不安をダイレクトに感じました。
しかし当時はアナログからデジタルに移行できた技術者が圧倒的に少なく私が必ずしもデジタルがフィルムを全ての面で凌駕しているわけではないと言っていましたがデジタルしか知らない技術者や業界のトップの人間はただ単に「アナログ懐古主義」と捉えたようです。
当時は感覚では分かっていても示すデータはなかったのですがそれが実際に示されたのが「デジタルジレンマ」に代表される報告です。
現在のデジタル撮影されたデータのアーカイブもHDDやディスク媒体ではなく意外かもしれませんが磁気テープを使っています。
これの規格は統一されているわけではありませんがHDDやディスク媒体より保存に関して信頼性が高いということです。
これは映画に限ったことではありません。
家庭のビデオカメラで撮影されたものでもメモリーやHDD、ディスク媒体に保存するのが一般的ですがこと保存に関しては磁気テープのほうが上です。
つまりコンシューマー向けでは意外な事にハイビジョン映像ではHDVテープが一番保存性が高いということです。

質問した人からのコメント

2013/6/7 23:41:47

有難うございました。デジタル技術のメリットとデメリットが交錯しますが、技術の進歩には敬意を払い今後とも映像文化を楽しんでまいります。

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