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糸賀一雄の「この子らを世の光に」という言葉にはどのような意味があるのか教えて...

kurahi1086さん

2013/7/423:15:43

糸賀一雄の「この子らを世の光に」という言葉にはどのような意味があるのか教えてください

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編集あり2013/7/513:09:57

元ネタは、聖書です。マタイ5章14節の「あなたたちは世の光」です。(糸賀はクリスチャンでした)

糸賀の言う「この子ら」というのは、知的障害を持った子どもたちです。

障害児は「愛され、保護されるべき『客体』」として考えられがちでした。いうなれば「この子らに世の光を」というのが、当時の、ともすれば今でも、障害児に対する福祉の姿勢です。

しかし、糸賀は、障害を持った子どもたちの生活の中に「より自分らしくあろう」「よりよく生きよう」という自己実現の意欲を見ました。それは、健常者と変わらないどころか、健常者よりもひたむきな、それぞれの個々のかたちでの「生」への歩みであり、「創造」「生産」であると糸賀は感じました。そこで糸賀は「を」と「に」をひっくり返し、「この子らを世の光に」という言葉を使って、それまでの主体と客体を逆転したのです。つまり、障害を持った子どもたちこそが、光を放ち社会にアクセスして輝かせる「主体」となるべきなのであり、「客体」ではないこと、主体であらねばならないことを、糸賀はこの言葉で表現したのです。

障害児者の「主体」としての権利が社会的に取り上げられるようになったのは、国際的にも1970年代に入ってからです。日本は、国際的な動きから遅れており、国連の「障害者の権利に関する条約」(2006年採択)は、現在に至るまで批准されていません。
そのような日本において、1960年代に、障害児を社会的な「主体」として明確に認識した糸賀の思想は、偉大なものと言えるでしょう。

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