◇プログラムを書く際に、はじめに設計書(?)みたいな物って皆さん書きますか?
某参考書に説明されていた例をうろ覚えで引用します。
あなたは犬小屋を作るとき、設計図を書いて始めるだろうか。
近くのホームセンタで材料を買い揃えて、さっさと作り始めるんじゃないだろうか。
では家族で住む家を建てるときは、どうだろう。
犬小屋と同じようにいきなり作り始めるだろうか。
まず、家の間取りを考え、どのように部屋を組み合わせれば住みやすいかを検討するんじゃないだろうか。
と、まあこんな感じです。
プログラムの開発は、いろんな場面でよく建築に例えられます。
設計に関しても、同じです。
特に仕事で開発するプログラムは、間違いを極力減らしたいわけです。
納期も守りたいわけです。
なぜなら、会社としては、注文主からの仕事が減ったり訴えられたりしたくないです。
プログラマ個人としては、回りの同僚に迷惑かけたくないですし、収入にだって影響しますから。
だから、どうすれば注文主に満足してもらえるものを作れるか、工夫するわけです。
どのように設計し、それをどのように記録するかは、現場それぞれにやり方が有ります。
ですが、設計した人の頭の中にある「設計」を、できるだけ他の人に見えるように「設計書」として纏めるというのは共通です。
そうすることで、設計の間違いをチェックし、同時に同じ開発に携わる人たちの間で、意思の統一を図るわけです。
◇いきなりコードを書いてバリバリやって行く
のは、犬小屋を作るときだけです。