自動車のドアの開閉時の事故は以下の通りです。 http://kashitsu.e-advice.net/car-aut/184.html １０：９０ですね。 この場合、自動車対オートバイの事例で、自転車の場合はさらに10％減算しますので０：１００（自転車：自動車）です。 あなたが走っていた歩道が、自転車通行可の歩道であればそのまま０：１００。 自転車通行可の標識がないところだと、自転車側の過失が１０～２０％増えると思います。 イヤホンについてはなんとも言えませんが、自転車側の著しい過失と認められれば過失になるでしょう。ですが、先の書いた、10～20％の過失よりさらに増えることは考えにくいと思います。 もし自転車通行可の歩道を走行していたなら、イヤホンしていたかどうかで事故を避けられるわけでもないでしょうから、私なら０：１００でゴリ押しします。 自転車のイヤホン装着の違法性については、都道府県単位で決められており、道路交通法施行規則などで規定されています。 今現在はわかりませんけど、確か34都道府県では禁止、罰金の対象となるはずだったような（ゴメンナサイ、調べてください）。 もし事故現場の都道府県がこれに該当しないようならそれを主張すればいいでしょうし、該当する都道府県であったとしても今回の事故はイヤホンをしていなくても避けられないとでも主張してみてはいかがでしょうか？ 私自身ロードバイク、クロスバイクに乗っていますが、正直イヤホンつけて自転車乗っている人を見るのは不愉快です。違法性があることということを認識して、今後は絶対にしないでもらいたいと思ってます。歩道走行についても同様で、クロスバイクのようにスピードが出る自転車が歩道を走るのは、歩行者を危険に晒す行為だということも是非認識してもらいたいです。 ちょっと話がズレましたが、全損かどうかについて。 フレームなどの『傷』については補償の対象になりにくいですが、フレームが変形するほどでしたら全損扱いにするしかないです。 パーツの損傷（例えばディレーラーが壊れた、ブレーキが壊れた）でしたらパーツ代で済むでしょうけど、クロスバイクの場合フレームだけというのは基本的に売っていないですし、完成車という扱いでしか売っていないはずです。 そうなると、フレームが変形してしまいフレームの交換をするとなると、全損という扱いにするしかないでしょう。 その辺は、自転車屋で見てもらったほうがいいかと。 相手方が保険を使うなら、相手の自動車の修理代金も過失割合に応じて支払う必要があるでしょう。 もし、過失が１０：９０で確定し、車の修理代に15万かかったとしたらあなたが支払うのは1万5千円です。 保険屋を介すると、クロスバイクが全損で認められても、減価償却されてしまう可能性が高いと思います。 減価償却というのは、買ったときは購入金額１００％の価値があっても、使っているうちにお古になるので価値が下がっていくという考えです。 自転車だと購入後3年から5年で価値ゼロと判断される可能性もあるので、買ってからそれなりに乗っているクロスバイクだったら、例え過失が０：１００になったとしても、購入金額全額がもらえるわけでもありません。 例えば過失が０：１００で確定し、クロスバイク自体は購入後2年経っているとしたら、購入金額の半額前後しか保証の対象にならないかもしれません。 ですが保険を使いたくないと言ってきているわけです。 恐らくは事故後、保険を使うことで保険料が上がってしまうのが嫌なんだと思われます。 上記に書いた通り、保険を使うほうがあなたに支給される金額が下がる可能性もあるわけですし、適当なところで落としどころをつけてクロスバイクの購入金額の何割かをもらったほうが得策かと思います（あなた自身に怪我が全くないという前提ですけど）。 つまり、相手方にクロスバイクの購入金額の何割かを負担してもらい、車の修理費についてはこちらは持ちませんという感じで進めたほうがトータルで見たら得かもしれません。 どっちにしても、まずは走行していた場所が自転車走行可の標識があるか確認。 イヤホンが都道府県の違反対象か確認。 もしどっちもクリアしているなら、０：１００です。 どっちかに引っかかるようならクロスバイクの購入金額の8割くらいを補償してもらい、車の修理費は持たないとでも交渉してみたらいかがでしょうか？ 相手だって保険を使いたくないという弱みを持っているわけですから、その辺を考慮しながらうまく交渉しましょう。 何度も言いますが、今後クロスバイクで歩道を走ったりイヤホンするのはやめてくださいね。