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もし西洋人が南北アメリカ大陸の先住民の制圧に失敗していたらどうなったか?

hel********さん

2016/9/1912:17:59

もし西洋人が南北アメリカ大陸の先住民の制圧に失敗していたらどうなったか?

入植全般の他、スペイン軍がインカ帝国やアステカ帝国に負けた場合や、独立後の米国が先住民の抵抗のあまりの強さ故に西部開拓を諦めた場合などを、想定します。

史実では、ご存知のように大航海時代に中南米(後のラテンアメリカ)は、スペインとポルトガルの統治下に入ります。
北米(後のアングロアメリカ)は、西洋諸国の統治下に入る時期は遅れますが、西洋人の入植に伴い、先住民の居住地自体が奪われる(その人口も減少する)事になります。

そこで、西洋人が南北アメリカ大陸の先住民の居住地の制覇に失敗したら、その後の南北アメリカ大陸やそれ以外の世界の諸地域(特に西洋人の故国たる欧州)はどうなったかを考えます。

また、先住民を制圧するほどの戦闘を行うには、相当の兵員と予算を必要とします。
それに伴う国家予算の破綻の恐れがあるにもかかわらず、敢えて、欧州の本国(独立後の米国ならその連邦政府)が先住民の制圧を重視した史実の理由も、お尋ねします。

相当の兵員と予算が無ければ、たとえ西洋人と先住民の武器に相当の差があっても(火器の有無を主に考えます。中南米については馬の有無も重要でしょう。西洋人の渡来以前、南北アメリカ大陸には一頭の馬もいなかったのです)、西洋人が敗北する可能性があります。
戦闘は兵器だけで決まるものではありません。
戦線への兵器や兵員の輸送も重要です。何より戦費が必要です。
本来、戦闘は、同じ条件なら土地勘のある先住民が有利なはずです。

もし、西洋人側の兵站がいい加減だったり、戦費が不十分だったり、将兵の士気が低かったら、先住民に敗北してもおかしくはありません。
なぜ欧州の本国(独立後の米国ならその連邦政府)は、相当の兵員と予算を費やしてまで、先住民を制圧したのでしょうか?国家予算の健全化は重視しなかったのでしょうか?


なお、まずスペイン軍がインカ帝国やアステカ帝国に負けた場合を考えます。
その場合、その領地を支配下に措く事はできません。
スペインが大航海時代に大国になりえたのは、当時貨幣価値のあった貴金属である「銀」を大量に保有していたためですが、それはこれらの国々の領土だった地域から産出されました。
仮にそれ以外の、組織だった国家の無かった(中南米の)地域を、スペインが支配下に措いても、銀は得られません。
スペインは、むしろ、領有しても経済的にメリットの無い広大な遠隔地の支配のために、大航海時代中に財政破綻する、というのが、私の仮説です。

次に、大航海時代以降アメリカ独立戦争までは史実通りだが、アメリカ合衆国成立後に同国がアパラチア山脈以西を領有し、そこに白人を入植しようとして、先住民の激しい抵抗に会い、その収拾に失敗するか、国家財政に余裕が無いために対先住民の戦闘のための戦費が不足する、などの理由で、最終的にアパラチア山脈以西への入植を断念した場合を考えます。

その場合、間違ってもメキシコから、史実ではテキサス・アリゾナ・ニューメキシコなどの諸州、そして太平洋に面したカリフォルニア州となった諸地域を、奪う余裕は無くなります。
故に、これらの地域はその後もメキシコ領となり、この地の先住民は、メキシコの白人(スペイン系)と共存できるでしょう。
更には、逆に、アパラチア山脈以西の米国の領土が、メキシコに売却されるかもしれません。
故に、これらの地域もその後もメキシコ領となり、この地の先住民は、メキシコの白人(スペイン系)と共存できるでしょう。

そのため、その後の米国は小国に甘んじる事になるはずです。
独立時の13州のみが国土では、農業でも鉱物資源でも目だった産出は期待できません。
故に、世界の経済や文化に強い影響を与える事はないはずです。
いわんや政治や軍事は尚更です。西半球でのモンロー政策も取れません。
東洋への進出など論外。
いわんや、史実の20世紀以降のように、米国自身の安全保障との関係の乏しい他国相互の紛争への介入などできません。
故に米国不在の世界の近現代史が成立するはずです。

一方で、メキシコが大国になる、特に石油資源の保有の意義が強まる時代に、オイルマネーで隆盛を極める、可能性を、私は感じます。
史実の国土だけで油田地帯が豊富ですが、これに史実では米国領となった地域(テキサス・カリフォルニア)が含まれれば。
なお、米国が小国なら(史実の米国で盛んな)自動車産業も航空機も発達せず、石油はエネルギー資源のメインたりえないと仰るかもしれませんが、それは、欧州他国が代行すると思います。

なお、西洋人の南北アメリカ大陸への入植自体が失敗した場合については、とても想定できかねます。その場合の歴史の想定も、ご回答していただけると、うれしいです。

補足もし当時のスペインや米国の政府が、今日の経済感覚を持っていれば、先住民の制圧など考えなかったと思われます.

2010年代の各国は、財政破綻を極度に嫌い、それにつながる政策を避けます。

高性能の兵器があれば先住民は容易に制圧できるとお思いの方もいるかもしれません。
しかし、弾薬が尽きれば、銃は単なる棍棒と化し、よって西洋人の軍勢は先住民の毒矢や落とし穴に屈するかもしれないのです。
そして、弾薬の供給を可能とするのは、経済力や財政なのです。

なお、米国が西部開拓を諦めた場合、メキシコが産油国になりオイルマネーで潤う、という仮説を立てましたが、史実の産油国のオイルマネーは、国際石油資本が開発した油田の国有化で成り立ったはずです。
米国が小国に留まれば、米国系の国際石油資本は存在せず、故にこの場合のメキシコ領の油田は自国資本(か欧州系の国際石油資本?)で開発せねばなりません。
一方、カリフォルニアでの海底油田の開発は、史実より積極的だった可能性があります。
米国がそれに消極的な理由は、そこに海浜リゾートとしての価値を認め、石油流出による汚染を忌避している事が大きいようです。

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えごま油さん

2016/9/1912:48:51

結果だけについて言えば、南米の銀を手に入れられなかったことで、欧州諸国はたとえアジアに進出しても、豊かな物産を手に入れるための対価を支払うことができなかったでしょう。

このため、産業革命に必要な資本の形成が大幅に遅れ、軍事的に圧倒的強勢に立つこともなく、今でも清朝・ムガル帝国・オスマン=トルコなどの大帝国が分立し、日本は鎖国したままだった可能性があります。

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